現在、日本からタイへの入国は、コロナ禍以前と同じく、パスポートと航空券のみで可能です。
日本への入国に関しても、日本帰国にワクチン接種証明と陰性証明は不要になり、「水際対策」と呼ばれてきた対策が、事実上撤廃されたのです。
コロナ禍にあって、引き出しにしまい込んだまま、その存在を忘れていたパスポート。
有効期限を忘れていた人も多いのではないでしょうか。
タイは入国時には6か月以上の、パスポート残存期間が必要です。
有効期限の残りが1年を切ったのであれば、いますぐパスポートの更新続きをしましょう!
令和5年(2023年)3月から、パスポートの更新申請がオンラインでできるようになりました。
今年9月に有効期限となってしまうパスポートを持っていた僕は、先日さっそくスマートフォンのマイナポータルアプリから申請手続きを行いました。
無事翌週に新しいパスポートを受け取ってきました!
便利な世の中になったもので、マイナンバーカードがあれば自宅でいつでも申請可能です。
従前は、パスポート交付窓口に、申請のときと受け取りときの2回出向く必要がありましたが、オンライン申請を行えば、窓口に行くのはパスポートを受け取るときの1回だけで済みます。
新たな旅の第一歩のためのパスポート申請を、より簡単で効率的な方法で踏み出しませんか?
パスポートのオンライン申請によって、手続きの時間の浪費から解放され、オンラインで行うことで待ち時間ゼロ、スマートな旅のスタートが可能です。
この記事では、オンライン申請の手順について、詳細にご案内いたします。

準備1 オンライン申請ができる条件とは?
パスポート更新のオンライン申請をするには条件があります。
それは
①有効なパスポートを持っている。
②パスポートの有効期間が1年未満、または査証欄の余白が見開き3ページ以下である。
以前はパスポートの査証欄の残りが少なくなったときは、1回まで査証欄のページを追加する増補制度がありましたが、現在は廃止されています。
余白がなくなったら、新たなパスポートの申請が必要になります。
③パスポートの記載事項に変更がない。
記載事項に変更がないというのは、例えば結婚などで姓や本籍が変わった場合など。
このような場合にはオンライン申請ができません。
準備2 オンライン申請に必要なもの、用意したほうがよいもの
「準備1:オンライン申請ができる条件」に該当したら、申請に必要なものを準備しましょう。必要なものは
① 現在有効なパスポート。
② マイナンバーカード
③ マイナポータルアプリ対応のスマートフォンの3つ。
となっています(マイナポータルアプリは事前にダウンロードしておき、ログインできるか確認しておきましょう)。

この3つは最低限用意していないと先には進めませんが、ほかにもいくつか事前に用意しておいたほうがいいものや確認しておいたほうがいいものがありますので、そのことについて補足しておきます。
① 顔写真
デジタルカメラで撮影した顔写真をあらかじめ用意しておいたほうがスムーズに手続きができます。
オンライン申請では、いわゆる「自撮り写真」で申請できますが、これがなかなかうまくきれいには撮りにくいものです。
5年または10年使うパスポートなので、事前に正装できちんと撮影して証明写真を用意しておくことをおススメします。
用意した証明写真は、スマートフォンに保存してきます。

② 自筆の署名
パスポートの写真のあるページには、自署のサインがあります。
従前は、交付申請書に署名したサインが、ここに転写されていましたが、オンライン申請では、スマートフォンのカメラで撮影したサインが転写されることになりますので、予め真っ白い紙に、サインを書いておき、撮影できるよう準備しておくことをおススメします。
できれば、こちらも顔写真と同様に、事前に撮影しておいたほうが、よりよいでしょう。

③ マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワード
これは、マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に設定した半角6文字~16文字英数字が混在したパスワードのこと。
ログイン時に使用する数字4桁の暗証番号とは異なります。
オンライン申請では入力が必要になりますので、事前に確認しておく必要があります。
④ メールアドレス
申請手続きの途中で、メールアドレスの入力を求められます。
外務省のマニュアルには、この部分は出てきませんが、僕が申請したときは入力を求められました。
入力したメールアドレスに、確認コード(6桁)が送られてきますので、スマートフォンですぐに確認できるメールアドレスを準備しておいてください。(送付された確認コードは、申請作成画面に入力することになります)

ここまで準備ができたら、さっそく申請手続きに移りましょう。
操作画面のおおまかなながれは、下記の画面を参照してください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/domestic.html
(外務省旅券課作成の資料から引用しています)
STEP1 事前準備
マイナポータルサイトにログインしたら、「パスポート(旅券)申請」→「パスポートを更新する(切替申請)」を選択します。

マイナンバーカードに記載されている住所と同じ市区町村が表示されますので、交付を受ける窓口を確認します。

「署名用電子証明書パスワード(半角6文字~16文字英数字が混在したパスワード)を入力した後、顔写真と署名を登録します。

次に顔写真を登録します。



次に署名を登録します。


申請者情報と緊急連絡先を入力します。

STEP2 申請
申請書の作成になりますが、はじめに現在のパスポートの写真のある面を撮影します。

申請に必要な氏名(ローマ字表記)や現在のパスポート番号などの情報は、この面を撮影することで読み取られます。
ほとんどの情報は、現在のパスポートから引き継がれることになりますので、それ以外の情報を入力していきます。

途中にマイナポータルアプリでパスポートのICチップのページを読み取るという過程がありますが、ICチップのページが読み込めないことがあります(僕が実際にやってみたときも、読み込みができませんでした)。

ネット上の情報によれば、このパスポートのICチップのページを読み取る作業は、手こずっている人が結構いるようでした。

それでも、「何度か試してもパスポートが読み取れない方」というタブを押せば、スマートフォンのカメラで、パスポートの画面を撮影するよう指示かあり、これに従えば解決できます。
パスポートの画面を撮影とは、「顔写真のあるページ」「顔写真のあるページの裏側」「最後のページ」の3枚を透かした状態で撮影し、その写真をアップロードするというものになります。
透かしを撮影することになりますので、背面にデスクライトをおいて撮影するとスムーズにできます。



読み取ったパスポートの情報が表示されます。
氏名の綴りや旅券番号が正確に表示されているか、確認してください。

次に、パスポート申請をする本人情報を入力するためにマイナンバーカードの読み取りがあります

その読み取った氏名、住所などを確認します。
さらにパスポート申請に使用する顔写真が申請者本人であることを確認するために、もう1回マイナンバーカードを読み取ります。
次に受取窓口の確認です。
最初に設定したパスポートを受け取る窓口をここで確認します。

次に申請の同意確認画面が表示され、確認事項に同意するにチェックをして「申請する」ボタンを押します。

最後は署名付与になります。

マイナンバーカードを読み取るボタンを押すと、署名用電子証明書用暗証番号(英数字6~16文字)を求められるので、ここで入力します。


そして申請完了画面が表示されます。

申請後に訂正事項があるときは、マイナポータルに通知がきます。

僕が申請した時は、訂正を要求されました。

「ダメ出し」の理由は、署名の撮影でした。
撮影した時に、影が入ってしまっていたようで…。
影が入らないように撮影するのは、なかなか難しいものです。
最初にも触れましたが、この署名撮影についても、事前に撮影しておいたほうがよかったと後で思いました。
その後、再度署名撮影をして、再申請を行いました。
STEP3 受け取り
最終的に問題なく受理されたら、マイナポータルに通知が来ます。
「旅券(パスポート)の申請の審査が完了しました」というメッセージです。
そして、受け取りの日が通知されます。

なお、このときの通知に「受付票」が添付されてきます。
この「受付票」は、受け取り時に必要になります。
QRコードが印字されたPDFですが、スマートフォンに保存しておくだけ大丈夫です。
紙にプリントアウトして持参する必要はありません。
なお、受け取りに際しては、手数料の納付が必要になります。
該当する区分の手数料を現金で持参します(受け取り時に印紙・証紙を購入して納付することになります)。
また、それまで使っていたパスポートは、必ず持参してください。
マニュアルには「要返納」とされていますが、受け取り時に係員が確認したあとは、表紙と顔写真のページに穴をあける失効処理をしてから、申請者に返してくれます。
パスポートの受け取りが済むと、マイナポータルの申請状況が「完了」の表示に変わります。

これが新しいパスポートです。

査証欄のページには、ページごとに異なる浮世絵の絵柄が印刷されていて、ちょっと豪華な雰囲気です。


これも、偽造防止のための工夫かと思われます。
ご承知のように、日本のパスポートは世界で最も査証免除の国が多いパスポートであり、国際的にみて最も信用度のあるパスポートと言われています。
そのため、こうした偽造防止のための透かしやホログラムなど様々な工夫が取り入れられているのです。
パスポートの保管はくれぐれも厳重に…

コロナ禍が過ぎ、海外渡航が解禁されました。
この間に期限切れになった人は多いようで、パスポートの申請窓口はかなり混雑しているようです。
パスポートの有効期限が1年を切っているかたは、ぜひオンライン申請に挑戦してみてください!

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