ルンピニ公園  สวนลุมพินี

タイへの渡航再開の道は、またまた遠のいてしまいました。
全国的に新規感染者がまたも急増して、昨日の東京は3万人を超えたとのこと。
僕の職場の仲間も、何人か陽性者が出て、心が痛みます。
早期の回復を祈るばかりです。

さて、タイへの渡航が再開したら、ぜひ訪れたいところのひとつに、バンコクのルンピニ公園があります。
僕が初めてバンコクを訪れた頃、最初に宿を取ったのがルンピニ地区で、その頃から、近くにあったこの公園に、強い思い入れがあるのです。

このルンピニ公園は、かつてラーマ6世が王室庭園の土地を譲り受け、植物園として整備して国民に開放した場所です。
57haもの広大な敷地があるそうです。
バンコクの中心部にありながら、緑の豊かな広大な敷地で、大きな池やランニングやサイクリンのためのトラック、エクササイズのためのエリアなどがあります。
散策やジョギングに興じる人たち、太極拳やダンスをする人たち。
みんなが、この都会の真ん中の公園で、思い思いの余暇を過ごしています。
バンコク市民の憩いの場となっています。

3年前に訪れたときは、早朝の時間帯でした。
暑いバンコクも、この時間帯なら、まだいくぶん涼しさがあります。
ジョギングや散策を楽しむ市民の姿を、多く目にしました。

また、おもしろいことに、ここは公園ですが、フードコートがあります。
粥やそばの類、アヒル、果物、ジュースなど、たくさんの飲食店がありました。
もちろん、その場で食べることもできますが、「テイクアウト派」もかなりいました。
いまから仕事に向かう人たちが、昼食として買って行くのか。
早朝の時間帯ではありましたが、どのお店もけっこう繁盛していました。

僕が特に気に入ったのは、エビ餃子入りの中華そばでした。
そばは、「汁あり」「汁なし」のどちらも選べます。
値段は、50バーツほど。
その時は、「汁あり」のほうを注文しました。
味はなかなかのものでした。
朝のみの営業で、ローカル感が満載といったところです。
朝食付きのホテルもいいですが、たまには早起きして、こういった朝食もいいでしょう。
機会があれば、また是非立ち寄りたいスポットです。

ところで…あのフードコートもいまはどうしているのか?
とても気になるところでした。
コロナ禍のなか、観光客は姿を消し、多くの制約のなかで、営業を継続することができずに、多くの店舗がここを去っていったという残念なニュースも見ました。

しかしその一方で、バンコク都は、2025年で100周年を迎えるルンピニ公園を、世界的なランドマークとして整備する計画を公表とのニュースも見ました。

コロナウイルスからの完全な脱却までは、まだまだ時間が必要な気がします。
しかしながら、古くから多くの市民に親しまれているこの公園が、リニューアルされて、これからも末永く愛され続けることを切に願ってやみません。

 


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