タイの物価は高いのか?
これもよく聞かれる質問です。
この質問に一言で答えるのは難しいのですが、自分なりに考えると、結論から言って、日本と比較すれば「まだ安い」と言うことができると思います。
日本では、少子高齢化が急速に進展しています。
老後の年金の受取額に不安があり、リタイヤ後の生活の拠点を、海外に移すことを検討する人が少なくありません。
温暖で、比較的物価の安い東南アジアは人気があります。
タイについても、移住先として候補地に挙げる人がかなりの数になります。
チェンマイなどは、日本から移住したリタイヤ組が、相当数いると言われています。
生活の拠点となるわけですから、現地の物価の動向は大いに気になるところです。
例えば食費について考えてみます。
外食に関してみると、個々人の要求するレベルの格差が大き過ぎて、比較が困難です。
バンコクの中心部で、日本食のレストランに行けば、質の高い食事をすることができますが、それなりの支出になります。
写真は、バンコクのサイアム付近の日本食レストランで撮影したものです。
ランチメニューでも、とんこつラーメン170バーツ、天ぷらうどん170バーツ、天ぷら定食220バーツと、金額的に見れば日本国内で食べるのとあまり変わらない金額になります。
これでは毎日毎食続けるのはやや無理があるでしょう。
現地の庶民が利用する屋台飯やショッピングモールのフードコートでは、焼き飯やそば、定食の類が50バーツ以下で食べられます。
好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的には、この程度でも十分だと思います。
味付けの濃いめのタイ食が苦手な人は、自炊もありです。下の写真は、クラビー市内のスーパーで撮影したお米の価格表です。
タイの米で上級とされる香り米(ข้าวหอมมะลิ)は、産地や銘柄によって差異はあるものの、5キロで200バーツ以下であることがわかります。
日本で米5キロの値段を考えると、その安さは破格と言えます。
袋入りのインスタントラーメンは、量は少なめですが、タイのブランドのものであればスーパーでは1袋6バーツ以下です。
都市部で生活するのであれば、Tops(トップス)やBigC(ビッグC)などの大手のスーパーがありますので、品揃えの面では不安はありません。
ただし、輸入品についてはかなり割高になります。
タイの物価は高いのか? その2
https://ponce07.com/cost-of-living-2/