辛くしますか? เอาเผ็ดไหมคะ その2

以前、日本国内で製造販売されている、「激辛インスタント焼そば」を試したことがあります。
味としては、確かに激辛で、口の中が痺れる感覚がありましたが、その唐辛子の辛さだけが前面に出すぎて、辛さ以外の味は、ほとんど感じられません。
ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、「辛さに深みが欠ける」という感じです。
タイのトムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)は、辛いことは辛いけど、同時に酸っぱさも効いていて、ハーブの良い香りもあり、かつコクのある味なのです。
激辛インスタント焼そばとトムヤムクンは明らかに異質な感じがするのです。

韓国料理のなかでは、プサン(釜山)で食べた海鮮鍋(해물탕)が美味しかったのを思い出します。
こちらは、コチュジャン(고추장=唐辛子味噌)がよく効いていてなかなかの辛さです。
コチュジャンとは唐辛子ともち米麹などを発酵させて作られた発酵食品のひとつで、韓国ではポピュラーな調味料のひとつです。
チゲ(찌개)と呼ばれる鍋料理のほか、炒め物や焼き物にも多用されます。
またチョコチュジャン(초고추장)といってコチュジャンに食酢(식초)加えたものもあり、刺身をこのチョコチュジャンにつけて食べる韓国人が多いのは有名です。
韓国では、コチュジャンとはそれほどポピュラーな調味料なのです
しかしこの海鮮鍋も、単にコチュジャンの唐辛子の辛さだけでまとめられているわけではありません。
他のニンニクやショウガなどの薬味や塩やコショウといった調味料、そして出汁の良さと魚、カニ、エビ、貝類などの具材と相まって、その美味しさが完成されているのです。
あれほど辛いのに、スープを残すことはありません。
「最後の一滴まで旨い」
この感覚なのです。

以前に書きました「形容詞の多さ(https://ponce07.com/tom-yum-goong/)」でも触れていますが、「辛い」「酸っぱい」「しょっぱい」「甘い」「香ばしい」といった形容詞が多ければ多いほど、それは「旨い」ということになります。
タイと韓国…それぞれの鍋に違いはあるものの、その小さな鍋の中の「多様性」が濃ければ濃いほど、「旨さ」を醸し出しているということになるのです。

辛くしますか? เอาเผ็ดไหมคะ その3
https://ponce07.com/spicy-food-3/


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