美しい海を守るために…マイクロプラスチックの被害について

昔から海が好きで、これまでも沖縄やセブ島など、美しい海を見てきました。

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これまでに見た海で、一番きれいで、一番好きな海は、タイのクラビ県のロック島です。
このブログのトップページに使っている写真は、そのロック島で撮影したものです。

こういうきれいな海を目にすると、本当に心が洗われるような気がします。
この風景がいつまでも続いてほしい、いつまでもきれいな海であってほしいと願うのは当然のことです。
しかしながら、世界の多くの海岸は、漂着する大量のごみの「被害」に遭っています。
海岸漂着ごみは、景観を損なうだけでなく、漁業へ悪い影響を及ぼし、さらには海の生態系をも破壊してしまう怖い存在です。
また、時として国境を超える厄介な問題でもあります。
僕の住んでいる長崎県では、海岸漂着ごみの多くは、外国からの漂着物といわれています。
対策は、グローバルな視点で考えていかなければいけないことになります。

海岸漂着ごみのなかでもとりわけ深刻な問題は、マイクロプラスチックと呼ばれている粒子の細かいプラスチックの存在です。
マイクロプラスチックとは、プラスチック製品が砕けて粉々になったものや、洗顔料や歯磨き粉、化粧品などに含まれているスクラブ剤などマイクロプラスチックビーズと呼ばれているものです。
マイクロプラスチックは、海の中で溶けることなく存在し続けるため、海洋生物の生態に大きな影響をもたらします。

魚や海鳥、海洋哺乳類などの海洋生物が、海水に混ざったマイクロプラスチックを吸い込んでしまいます。
マイクロプラスチックは消化できないため、消化不全や胃潰瘍などを引き起こし、海洋生物の命を奪う結果になってしまうのです。

さらには、サンゴが吸引してしまうことで、サンゴ礁の死滅(白化現象)が起きていることもわかってきました。

プラスチックは、安価で製品に加工しやすいなどの利点があるので、これまで世界中で様々な製品に使われています。
レジ袋やペットボトル、商品のパッケージなど、使い捨てにされるプラスチックもたくさんあります。
洗顔料や歯磨き粉、化粧品などに含まれているスクラブ剤にもプラスチックは使われていました。
粒子の細かいプラスチックなので、下水処理の過程で除去されることなく、そのまま海中に流入してしまうのです。
そうしたプラスチックごみが、河川に入り、やがて海に流れ出てしまいます。
海に流れ出たプラスチックのごみは、潮の流れや風の力によって海中に浮遊して遠くまで運ばれたり、海底に沈んだりして、長く海中に漂うことになります。



このような、マイクロプラスチックによる被害の防ぐためには、早急な対策が必要です。

マイクロプラスチックの弊害が知られるようになってから間もなく、欧米諸国などはスクラブ剤(角質除去や清浄を行うもの)について、その製造を規制するようになりました。

日本国内では、企業努力によって対策は進み、マイクロプラスチックビーズの多くは、すでに分解可能なプラスチックや生物由来の原料に代わってきています。
僕が普段使っている洗顔料のメーカーのホームページを見たところ、このメーカーはすでにすべての製品に代替原料を使用しており、マイクロプラスチックビーズを使用していないとのことでした。
また、環境省が2020年に行った調査によると、日本国内の主要なメーカーの製品のサンプリング調査を行った結果、洗い流し製品においてスクラブ剤としてマイクロプラスチックビーズを使用しているものは確認されなかった、と発表しています。
https://www.env.go.jp/press/109544.html

マイクロプラスチックの被害を抑えるために、私たちにできることはなんでしょうか。
まずは、プラスチックの使用を抑えることが求められます。

もし、スクラブ剤としてマイクロプラスチックビーズを使用しているものがあれば、すぐに使用をやめることは当然です。

また、マイバッグを持参し、レジ袋はもらわないこと。

マイボトルを持ち歩き、プラスチックのカップを減らすといったことは、身近なところから始められるエコアクションと言えます。

日本は、一人当たりのプラスチック容器包装の廃棄量が世界で2番目に多い国と言われています。
私たち一人ひとりが毎日の暮らしの中で、プラスチックごみを減らす取組をしていくことが重要です。

それに加えて大切なことは、プラスチックごみを適切に処理することに留意しなければなりません。

海や川など屋外のレジャーで出たごみは、持ち帰って処理するようにしなければなりません。

使用後の使い捨てコンタクトレンズは、排水管に流すようなことはしてはならないのです。

 

美しい海を保全して、次の世代に末永く引き継いでいくことは、現在の私たちに課せられた大切な責務なのです。

 

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