大晦日になりました。
あわただしく仕事に追われている人も、やっと年末年始の休みに入れたことと思います。
おつかれさまでした。
さて今年2022年を振り返ってみます。
3年前に始まったコロナ禍は、依然猛威を振るっているように感じます。
今年に入ってからは、移動の制限が少しずつ緩和され、秋以降からは、海外の渡航も一部再開されるようになりました。
僕の職場でも、出張の機会が大幅に増えました。
また、全国旅行支援と銘打った旅行代金の割引と地域クーポンを付与する新しい観光需要喚起政策も始まりました。
タイの入国制限については、大幅に制限が緩和され、観光目的での入国も可能になりました。
7月以降は、タイランドパスの申請と保険加入義務が廃止され、さらに10月以降の入国はワクチンの接種証明や陰性証明も不要になりました。
有効なパスポートさえあれば、基本的に制限なく入国することが可能になったのです。
待ちに待った自由化ではありますが、その後新規感染者数は、またまた増加して、「第8波」と言われる事態になっています。
年末に近づき、都内では連日2万人を超える新規感染者が出るなど、まだまだ安心できる状況ではありません。
減便を余儀なくされていた航空便も、再開し始めました。
日本とタイを結ぶ航空路線も、LCCを含め少しずつですが、再開し始めました。
とはいえ、航空賃はまだまだ高値水準です。
福岡空港では、保安検査に従事する職員数が足りず、搭乗を待つ人々の長い行列ができているというニュースも聞こえてきました。
空港の保安検査場に長蛇の列 なぜ? 年末年始の移動にも影響?https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221227/k10013935691000.html
コロナ禍で旅行者が激減したために、やむなく職場を去っていった人々が多数いて、規制緩和で旅行需要が戻ってきても、すぐに元の人員を確保することができず、たくさんの利用者に対応できないのです。
福岡空港には、羽田空港や伊丹空港、関西国際空港などにあるスマートレーン(複数の利用者が同時に検査を受けることのできる自動化レーン)が整備されていないこともあり、混雑の解消は困難な状況です。
規制緩和により旅行者は戻ってきていますが、混乱はしばらく続きそうです。
とはいえ、ようやく明るい兆しが見え始めたのは事実でしょう。
来年こそは、本格的に旅行者が戻ってくることになるでしょう。
長く続いたコロナ禍で大打撃を受けた観光業界が立ち直るのには、まだ時間がかかることと思われます。
クラビやサムイ島で過ごした日々がいまでも思い出されます。
あの美しい海は、いまどうなっているのか…
観光業界の人々が受けた深い傷は、簡単には癒されないと思われます。
いち早く彼らに笑顔が戻ってくる日を心から願っています。
