挑戦と成長の旅路  自分を信じ、自らの道を貫くこと

かつて京都にK君という野球少年がいた。
才能あふれる彼は、高校時代に大活躍の快投を見せる。
全国大会で準優勝し、評価は上昇し、全国から注目を集める存在となった。
ドラフトでは4球団から一位指名を受け、競合の末、関西のあるチームに入団する。
意気揚々と入った世界で、素晴らしいプロ生活が待っていると思われた。

しかし、現実は甘くなかった。
素質豊かな彼の周囲には多くのコーチが集まった。
コーチは彼のために、投球フォームの修正を提言する。
助言してくるコーチは一人や二人ではない。
助言を受けるたびに次々とフォームを変えていった。
真面目でありすぎる彼は、コーチたちの言葉を忠実に守ろうとし、自分なりのスタイルを確立できなくなってしまった。
結果として、高校時代の華麗だったフォームは見られなくなり、まっすぐに投げることさえもできなくなってしまう。
二軍では、1試合6暴投や1試合15与四球といった不名誉な記録を残してしまう。
自分にまったく自身が持てなくなってしまう。
結局プロでの7年間は全く芽が出ず、25歳の若さで、1勝も挙げることなく戦力外通告を受けることとなる。

彼のどこがいけなかったのか。
それは自己流を確立できなかったことだった。
努力は重要だが、その努力を続けるためには、自分なりのスタイルが確立されている必要がある。
コーチの助言は大切だが、その助言が万人に通用するわけではない。
ひとはそれぞれのやり方があり、自己流を貫き通した選手の方が成功することも多いのだ。

これはスポーツだけでなく、学問や芸術の道でも同じだ。
この参考書はAさんにとっては非常に役に立ったが、Bさんにとっては使い物にならなかったとか、あるいは、Cさんがすすめてくれたこの学習塾は、Dさんにはまったく合わなかったとか。
このような話は、枚挙にいとまがない。
偉大な業績や素晴らしい結果を打ち立てるためには、自信を持って自己流を確立させることが重要だ。
自信を基礎に、自分に合った努力の方法を見つける。
その自分に合った努力から生まれた結果に、さらに自信を持つ。
このサイクルが大事なのだ。

ちなみに現在、あのK君はどうなったのだろうか。
彼は母校の高校で、コーチとして活躍しているという。
自分がかつてフォーム改造で苦しんだことを思い出し、選手たちには持論を押しつけず、それぞれの特性に合わせた指導をしている。
プロでの7年間の二軍生活で、開花する選手とそうでない選手を目の当たりにしていたことから、選手を観察する能力が鍛えられたという。
「個人に合った指導をしてくれるので、安心感がある」と若い選手たちからは評判を得ているそうだ。

桜の咲く季節。
多く若者が新入学生や新社会人として新たなスタートを切る季節になった。
しかし、彼らがみな順風満帆の学生生活や社会人生活を送ることができるかと言えば、決してそうではない。
挫折や失敗はつきものだ。
それらを乗り越えることができる者は、自己流を信じ、自分の道を貫く勇気を持つ者たちなのだ。
自分らしさを大切にし、自信を持って努力を続けることが、成功への鍵を握るのかもしれない。

ありがとうขอบคุณ  感謝の意を示すことの大切さ

バンコクの紀伊國屋書店でのこと。
ここにはタイ語に関する辞書や、タイ語で書かれた日本に関する様々な書籍がある。
日本語を勉強しているタイ人が多いのだろう。
タイ語で解説された日本語の教科書の類も数多く並んでいる。
また旅行のガイドブックや最新のトレンドを紹介するもの、あるいは日本語が原作の話題の書籍をタイ語に翻訳したものなど、日本事情を紹介しているものも多い。

こういうところに来ると、ついつい長居してしまう。
日本ではなかなかお目にかかれないタイ語の書籍が大量にあるからだ。
その日は一時間ほど眺めていて、何冊かの書籍を手に、レジへ向かった。
「少し欲張りすぎたかな」とも感じていた。

レジ係の女性が聞いてくる。
「当店のメンバーカードをお持ちですか?」
慣れないタイ語での質問に、一瞬固まってしまった。
そのようなメンバーカードなど持っているはずはない。
ここへ来たのは、今日が初めてなのに。

「いいえ。持ってはいません」と、戸惑いながら小さく答えた。

今度はこちらから問いかける。
「支払いはクレジットカードでできますよね?」
「はい。もちろんです」
一応通じたことに、少し安心。
「こちらに、ご署名をお願いします」
レジ係の女性が、指さした。

会計が済むやいなや、そのレジ係の女性は
「ありがとうございます」とハッキリした日本語で言い、そして一礼した。
その自然なしぐさに驚いた。

こちらといえば、発音のまずさから、決して地元のタイ人に見られることはない。
怪しい外国人としか見られないのだ。
その容姿から一応は日本人と思われたのだろう。
その女性は日本語で顧客に対する謝意を告げたのだ。

このような場面は、これまでにも経験したことがある。
「ありがとう」という日本語については、多くのタイ人が、その意味を知っている。

最近は「ありがとう」の他にも「スゴい」「おいしい」などの日本語の単語が、タイ人に知られるようになっている。

僕が初めてタイを訪れたときは、もちろん一言のタイ語も知らなかった。
当時のタイ国内の雑貨屋やスーパーなどの商店の店頭に販売されていた「味の素」や「かっぱえびせん」などの食品のパッケージには「ありがとう」と日本語のひらがなで書かれていた。

その意味を、日本語の文字の示すところを理解しているタイ人がどれくらいいるのかは見当がつかなかったけれど、日本語がパッケージになっていることを、日本人の一人としてはとても新しい発見で、また誇らしい気持ちにもなったものだ。
不思議な感覚でもある。
それほどまでにタイ人は日本についてよく知っているのだ。
他のアジア諸国と比較しても、日本に対して好印象を持つ人の割合は高いと言われている。
それと、もうひとつ不思議に感じたのは、どうして「ありがとう」なのか?

初めて交わすあいさつ言葉としては「こんにちは」とか「おはようございます」「はじめまして」といった言葉を連想するところだけど、パッケージにかかれているのは「ありがとう」なのだ。

なぜ「ありがとう」なのかの理由はよくわからなかったが、それはおそらくはタイの宗教感と国民性からきているのではないかと考える。

人々は徳を積むことで、より幸せになれると考えている。
僧侶への托鉢が盛んなのもその一つだろう。
功徳を積むために、購入してすぐの鳥を放している風景を初めて見たときは、非常に驚いたものだった。
同様に、買ってきた魚を池や川に放流するようなことも、しばしば行われているということを、あとから知った。

他者に対して寛容であることを良しと考える。
大きな声を出したり、感情的になったりすることを良しとせず、常に微笑みを持って他者に接することを美徳と考える。
ホスピタリティが豊かで、「微笑みの国」と形容されるタイ。
その微笑みは他者に対する感謝や慈悲の心に由来する。
「ありがとう」という感謝の意を示すことは、生まれながらにして身についた、ごく普通の習慣なのかもしれない。

かつての経験を思い出す。
タイ滞在中に事件に遭い、ピンチに陥った。
単なる観光客気分で、タイに遊びに来ていただけなのに。
いままでに経験したことのない絶体絶命のピンチだった。
タイ語は、ほとんど話せなかったが、周囲にいた多くの庶民は、こちらの拙いタイ語に耳を傾けてくれた。
いかにして伝えようと、とにかく必死で、何度も言い換えたり、文字に書いて見せたりして…。
彼らは、嫌な顔をすることなく、こちらが伝えたかったことを、懸命に汲み取って入れた。
通りすがりの外国人に過ぎないのに。
ありがたかった。
その時の感謝の念は、ひとときも忘れ去られることなく、いまも胸の奥にしまっている。


逆の立場で考えて見るとどうだろうか。
近年は、東南アジアからの観光客が、多数日本へ観光に訪れている。
コロナ禍が明けて、円安の追い風もある。
いままでにないほど多くの東南アジアからの「お客さん」が日本の地を訪れている。
そんな彼らに、彼らの母国語で謝意を伝えることができるのだろうか。
素直な気持ちで、微笑みを持って、感謝の気持ちを伝えることができるだろうか。
たった一言の謝意であっても、母国語で言われれば、嬉しくもあり、安らぎを覚えるものだ。

この感覚は、いつまでも大切にしたいと、いつも思っている。

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【簡単】即席単語フラッシュカードの作り方【Excel】

語学の勉強に暗記はつきものです。
それも何度も何度も繰り返して接していかなければ、記憶として定着することはありません。
以前「単語帳 wordcard」というタイトルのコラムで、「読み上げ可能な単語帳・単語カード」というスマートフォンのアプリを紹介いたしました(https://ponce07.com/wordcard/)。
そのアプリはいまもなお使っています。
通勤途中などに「すき間時間」ができたときは、繰り返しそのアプリの単語帳をめくっているところです。


単語を覚えるには、とにかく数多くくり返すことが大切であるとよく言われています。
たとえば、200語の単語を10日で覚えると仮定します。
200語を10日なので、1日に20語完璧に覚えて、それを10日間続ければいいと考える人もいますが、この方法では10日たっても実際には、半分も記憶に残っていないでしょう。
逆に、1日30分でも一気に200語を勉強して、これを10日間続けるとします。
すると不思議なことに、この方法であれば、200語のほとんどが記憶に残っているのです。
単語に接する回数が同じでも、1日でまとめて接するよりも、何日間にもわたり分散して接する方法のほうが、記憶に定着しやすいからです。
また1回に接する時間がきわめて短くても、たくさんの単語に何日にもわたって接し、これをくり返すほうがずっと効率がよいと言われています。
この効率的な学習方法を、気軽に試すことのできるのが、今日ご紹介する、「即席単語フラッシュカード」になります。
この「即席単語フラッシュカード」は、誰もが使っているPCの表計算ソフトである「Excel」を使ったもので、誰でも簡単に、また経費をかけることなく自作の単語カードを作ることができます。
少し長くなりますが、今日はこの「即席単語フラッシュカード」の作り方をご紹介いたします。


Excelを立ち上げて、シートを2枚用意します。
左の1枚目のシートの名前は「card」として、次の2枚目のシートは「words」という名前にしておきます。

次にwordsのシートに今回の勉強の対象にする単語を入力します。
今回は試しに20個の単語を用意します。
キーボードの設定をタイ語入力にする必要はありません。
材料はサイトからコピーします。
おススメは東京外国語大学言語モジュールです(https://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/)。
このサイトは東京外国語大学が広く公開している、外国語学習者のためのサイトです。


専門の研究機関が作成したもので、ネイティブのチェックもありますので、タイプミスなどは発生しない信用度の高いサイトと思われます。
また、音声を聴くこともできる優れものです。
今回は、このサイトからサンプルをお借りすることとします。


次の20個の単語のタイ語をA列に、日本語訳をB列に貼り付けてください。
セルはA1から埋めていきます。
เช้า  朝
กลางวัน  昼
กลางคืน  夜
วันนี้  今日
พรุ่งนี้  明日
เมื่อวานนี้  昨日
สัปดาห์นี้  今週
สัปดาห์หน้า  来週
สัปดาห์ก่อน  先週
วันจันทร์  月曜日
วันอังคาร  火曜日
วันพุธ  水曜日
วันพฤหัส  木曜日
วันศุกร์  金曜日
วันเสาร์  土曜日
วันอาทิตย์  日曜日
ฤดูใบไม้ผลิ  春
ฤดูร้อน  夏
ฤดูใบไม้ร่วง  秋
ฤดูหนาว  冬

次に先頭のcardのシートに移ります。
cardのシートのA1セルに、次の数式を入れてください(コピー貼り付けOKです)。
=COUNTA(words!A:A)

ここで少し説明しておきます。
COUNTA 関数とは、範囲に含まれる空白ではないセルの個数を返す関数になります。
例えば「=COUNTA(A2:A6)」という数式の場合は「セルA2からA6」の中の、空白以外のセルがいくつあるのかをカウントします。
ここにあります「=COUNTA(words!A:A)」は、wordsのシートのなかのA列で空白でないセルの数を数えます。
はじめにwordsのシートのA1から20個の単語を貼り付けていますので、この「=COUNTA(words!A:A)」の計算結果は「20」になります。
もちろん、さらにたくさんの単語を加えていけば、その値は増えていきます。

次にcardのシートのA2セルに、次の数式を入れてください(コピー貼り付けOKです)。
=INT(RAND()*card!A1+1)

またここで少し説明を加えます。
INT 関数とは指定された数値を最も近い整数に切り捨てる計算を行う関数になります。
例えば「=INT(a)」という数式で、aを「8.9」とすると、計算結果は「8」になります。
またRAND関数とは、0 以上で 1 より小さい実数の乱数を返す関数になります。
RAND 関数の数式には引数はありません。
「=RAND()」の数式は、計算の都度「0 以上 1 未満の乱数」が生成されます。
F9キーを押すことによって再計算されると、RAND 関数を使用する数式に対して新しい乱数が生成されることになります。
ここにあります「=INT(RAND()*card!A1+1)」は、cardのシートのなかのA1セルに1を加えたものにRAND 関数で生成された乱数を乗じて、その積の小数点以下の数値を切り捨てて整数にします。
例えばRAND 関数で生成された乱数が「0.752」と仮定すると計算結果は
0.752×(20+1)=15.792となって端数が切り捨てられて15となります。
乱数は0から1未満の範囲で、再計算の都度生成されますので、結果的に1から20までの数がランダムに示されることになります。

ここまで作業ができましたら、F9キーを(ノートパソコンの場合は左下の「Fn」と上部の「F9」を同時に)押してみてください。
シートcardのA2の数値が1から20までの範囲でランダムに切り替わっているのが確認できるかと思います。


次にcardのシートのC3セルを広げます。
ここがカードの本文のタイ語を表示する部分なので、このセルは横幅を600ピクセル程度に広げておきます。
同時に高さについても、200ピクセル程度に広げておきます。
C4セルについても高さを広げておきます。
ここは、日本語訳が表示される部分になりますので、高さを150ピクセル程度に広げます。
次に関数の入力になります。
cardのシートのC3セルに、次の数式を入れてください(コピー貼り付けOKです)。
=INDEX(words!A:A,card!A2)
続けてcardのシートのC4セルに、次の数式を入れてください(コピー貼り付けOKです)。
=INDEX(words!B:B,card!A2)


ここで使われる関数について、少し説明を加えます。
INDEX関数は、行番号と列番号で指定されるテーブルまたは配列の要素の値を返します。
数式の形式は「=INDEX(配列, 行番号, 列番号)」の形になります。
配列の指定は必須で、セルの範囲を指定します。
「=INDEX(A:B,x,y)」のように配列の範囲がA列とB列とした場合は行番号と列番号の二つ(この例ではx及びy)を指定しないとエラーになります。
しかし配列が 1 行または 1 列のみの場合、それぞれ行番号または列番号を省略することができます。
例えば「= INDEX (A:A,11)」という数式の場合、指定されているセルの範囲はA列のみのため、列番号を指定しなくても、行番号のみを指定すれば足ります。
この例では、A列の11行目の値を返すということになります。
関数の入力に誤りがなければ、次のように表示されます。
(文字の大きさはセルの大きさに合わせて拡大して、ここでフォントも整えます)

タイ語部分のC3セルのフォントは「BrowalliaUPC」の太字で、大きさは48ポイントに、日本語訳部分のC4セルのフォントは「メイリオ」の太字で、大きさは20ポイントとしました。
どことなく単語カードらしく見えてきましたね。
ここまでで、基本形は一応完成です。
試しに、F9キーを(ノートパソコンの場合は左下の「Fn」と上部の「F9」を同時に)押してみてください。
押すたびに、タイ語部分とそれに対応する日本語訳がランダムに切り替わるのがわかると思います。

使い勝手をさらに良くするために、もう少し手を加えてみましょう。
今度はマクロによる動作とマクロを操作しやすくするボタンを付け加えます。
その前に、見た目を少し良くするために、セルと文字色を変えてみましょう。
シート全体のセル色を薄い水色に変えます。
これで罫線は隠れました。
セルに対応する色調の意味で、文字色を濃紺色に変えてみます。
次にマクロの記録に移ります。
その前に確認です。
画面に「開発」のタブが表示されていますでしょうか?

もし、「開発」のタブの表示がない場合は、次の方法で表示させることができます。
[ファイル] タブ→[オプション]→[リボンのユーザー設定] の順に移動します。
そして、[リボンのユーザー設定] および [メイン タブ] の下の [開発] にチェックを入れます。

「開発」のタブが表示されるようになったら、マクロの記録を行います。
マクロとは、Excelのなかに ある一定の操作を行うような指示を記録して、自動化できるようなプログラムを組み込むことを言います。
このマクロを利用することで、セルのコピー&ペーストなどの編集や、書類の作成や印刷といった作業を自動化させることができます。
といっても、今回はそこまで複雑な操作を組み込むわけではありません。
難しいプログラミングのスキルなどは一切必要ありません。
では、マクロの記録の方法について具体的に見てみましょう。
今回組み込む動作としては
①再計算をさせる。(ランダムに動かす)
②文字色を薄水色→濃紺色に変える。
③文字色を濃紺色→薄水色に変える。
この3つになります。
「開発」のタブから「マクロの記録」に進みます。

「マクロの記録」を押すと次のようなメッセージが開きます。

ここはそのまま「OK」を押します。
「OK」を押すと、記録が始まります。
最初の動作は「①再計算をさせる」ことですので、再計算させるためのショートカットキーであるF9キーを(ノートパソコンの場合は左下の「Fn」と上部の「F9」を同時に)押します。
アクションはたったこれだけです。

記録終了を押します。
これで最初の「①再計算をさせる」アクションは「Macro1」として記録されました。
次に文字色を変える操作を記録させます。
その前に、日本語訳部分の文字を背景色と同じ薄水色に合わせます。

文字色を薄水色に変えると日本語訳は消えました(下図)。

と言っても日本語訳のデータが消えたわけではなく、背景の色と同化して隠れて見えていないだけです。
次に「②文字色を薄水色→濃紺色に変える」動作の記録をしてみます。
アクションとしては
カーソルを任意のセルからC4へ動かす→C4セルの文字色を濃紺色に変える の2つのアクションになります。
では先ほどと同じように「開発」タブから「マクロの記録」を押してみます。

今度は「Macro2」として記録されることになります。
「OK」を押したら記録開始です。
任意のセルからカーソルをC4に持っていき、ホームタブから文字色を濃紺色に変えて、開発タブの「記録終了」を押します。
同様に③の動作として「文字色を濃紺色→薄水色に変える」を「Macro3」に記録してください。
記録の開始は、開発タブの「マクロの記録」、アクションが済んだら「記録終了」を押します。
これで3つの動作が各々のマクロとして記録されました。

開発タブの左から2番目の「マクロ」を押すと下のような表示がされます。

今回記録したマクロは次のとおりでした。
「Macro1」→①再計算をさせる。(ランダムに動かす)
「Macro2」→②文字色を薄水色→濃紺色に変える。
「Macro3」→③文字色を濃紺色→薄水色に変える。
ウインドウの右上にある「実行」押すと、該当するマクロが実行されます。
画面が展開されているか確認してみてください。

次に、記録したマクロを簡単に実行できるように、ボタンを作ります。
このボタンをクリックすれば、マクロが実行されるわけです。
ボタンの作成手順は、次のとおりになります。
「挿入」→「図形」から四角形を選びます。

大きさは適当でいいのですが、今回は高さ1.5㎝、幅5.0㎝で作ってみました。
大きさの変更は作成した図形のうえにある丸い矢印を右クリックすると、図形の書式設定が出ますので、ここから調整できます。

加えて、ボタンらしく見せるために図形のオプションから「3-D書式」→「面取り」を選択して、ボタンらしい図形を選びます。

最初のボタンには「次へ」、2番目にボタンには「こたえ」、3番目のボタンには「かくす」というテキストを加えます(フォントはメイリオの太字20ポイントとして、ボタンの色も少し変えています)。
配置を整えて下の図のようになりました。

このボタンに、さきほど記録したマクロを載せていきます。
最初に上のボタン「次へ」を右クリックすると、メニューが表示されますので、ここからマクロの登録を選びます。

すると、下の図のようなウインドウが出てきますので、ここは「Macro1」を選んで、右下の「OK」を押します。

次に、2番目のボタンである「こたえ」に「Macro2」を登録します。
同じ要領で、3番目のボタン「かくす」に「Macro3」を登録します。
ここまでいったら、実際にボタンをクリックして、動作を確認してみましょう。

「次へ」を押すと、次の単語に変わります。
「かくす」を押すと、日本語訳の部分の文字色が消えます。
「こたえ」を押すと、日本語訳の部分の文字色が現れます。

はじめのうちは、上段にタイ語、下段に日本語訳を表示して、何度も回してみてもいいでしょう。
ある程度覚えてきたら下段の日本語訳はかくして、回してみる。
時折、答えを確認する意味で、「こたえ」を押してみる…というような使い方ができると思います。
すき間時間に“カチカチ” とクリックするだけで、手軽に暗記ができます。
暗記の効率がアップしているのが実感できるかと思います。
なお、ある程度暗記して、「この単語はもう大丈夫」と思えたら、もう一枚シートを増やして「バックアップ」として保存しておきましょう(下図)。

バックアップに保存した単語も、「words」のシートに移せば(コピー&ペーストすれば)、いつでも復習ができます。

いかがでしたでしょうか。
今日はこの「即席単語フラッシュカード」の作り方をご紹介いたしました。
今回はタイ語の単語取り上げましたが、もちろん他の外国語でもおおいに活用できます。
また外国語学習に限らず、専門用語の暗記や地理歴史などの科目にも応用できます。
「Excel」を使ったものなので、文字数やカードの大きさなどの加工が簡単にできるうえ、コピーも容易で、汎用性の高いソフトを利用しているため、同じ目標を持つ友人と共有することが容易というメリットもあります。
この「即席単語フラッシュカード」を活用していただくことで、みなさまの効率的な学習に役立つことができれば幸いです。

 

 

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旅行ができない最も大きな理由は…

大晦日になりました。
さて今年2023年を振り返ってみます。
コロナ禍は、ようやく終息し、海外への渡航の制限が緩和されました。
タイへの旅行も自由化されました。
有効なパスポートさえあれば、制限なく入国することが可能になりました。
円安という逆風はあるものの、タイへ渡航する日本からの観光客も、回復してきています。
今年はパスポートを作り直すなど、旅行再開の準備をしたところですが
パスポートのオンライン申請をやってみました https://ponce07.com/apply-for-a-passport-online/ 、タイへの旅行の再開には至っていません。

というより、短期間の国内旅行などで、家を留守にすることもなく、休日も家で過ごすことが多くなりました。
その最も大きな理由は「小さな家族」の存在です。
つまり飼っている猫の世話のためです。

ペットは定期的に世話をすることが求められます。
餌やりや飲み水の交換、トイレや寝床の掃除など、毎日やらなければならない作業があります。
仕事が忙しい人や不規則な生活を送っている人はペットを飼うことには向かない人と言えます。
例えば、仕事が非常に忙しくて出勤時刻が早いうえに帰宅時刻が遅くなる人や、出張などで長時間外出することが多い人は、ペットの面倒を見る時間が不足してしまいます。
ペットは定期的に世話をすることに加えて、適度に運動させることも必要です。
定期的な運動や適切な食事や清潔な居住環境の提供が難しい場合は、ペットが十分なケアを受けられなくなるので、多忙で不規則な生活を送っているような人はペットを飼育することをお勧めしません。

ペットを飼うには、その種の特性や行動、ニーズに対する理解が必要です。
例えば、猫の場合は犬と異なり、外を散歩させるようなことは必要ありませんが、ある程度の運動はさせる必要があります。
我が家では、壁に柱を立てて棚板をつけた自家製のキャットタワーとキャットウォークを用意しました。
猫は家の中でも、棚の上のように高いところに上がるのを好みます。
猫が高い場所に登るのは、外敵に襲われにくく、身を隠すのに適しているという理由のほか、広い範囲を見渡せるので、縄張りの安全を確認できるなど、安心して休める場所にもなるという本能的な習性からです。
上下に昇り降りすることができるキャットタワーは、運動不足とストレスを解消させることができるほか、安心して過ごせる隠れ場所を提供することにもなります。
また、猫は物陰に隠れることも好みます。
トンネル状のおもちゃを用意すると、喜んでその狭い空間の中にもぐっていきます。
これも、外敵から身を隠すという防衛本能や、獲物を狙うときに物陰に隠れたりする習性に起因しているのです。
ペットに対する知識や理解が欠けていては、適切なケアを提供することが難しくなってしまいます。

このように猫の世話に時間を割くことが多くなったので、外出も制約を受けるようになり、ましてや旅行に出ることも困難になってしまいました。
我が家では、自動給餌器を導入しています。
この自動給餌器はドライフードを毎日指定した時間に、指定した分量を提供する機械です。
短時間の外出であれば非常に便利なものです。
比較的安価で購入できるうえに、提供するフードの分量が正確に計算できるメリットもありますので、この自動給餌器はおススメのアイテムです。
最新型の自動給餌器にはカメラが付属されているものもあり、ネットワークカメラを通じて猫の様子をリアルタイムで確認できるものもあります。

とはいえ、泊りがけの旅行などは、やはり難しいと思っています。
ドライフードを毎日決まった時間に提供することは可能でも、水分も併せて与えなければいけません。
きれいな飲み水を用意しておくほか、水分の多いウェットフードも与える必要があります。
また、猫は非常にきれい好きで、トイレが汚れていることを嫌います。
少なくても日に2~3回は、トイレの砂の掃除をしないといけません。
こうしたケアについては、「自動」で行うことはできません。
人の手によって行わなければいけません。
ペット用のホテルを利用する選択肢もありますが、猫は新しい環境や見知らぬ人に警戒心を抱くことが多く、猫に過度のストレスを与えてしまいます。
また、猫は普段の自分の慣れ親しんだ環境にいるのを好み、新しい環境に慣れるのには時間がかかることに加えて、ペットを連れて宿泊できるような宿はきわめて少なく、旅行に連れていくことは現実的にはかなり困難です。
このため、もし旅行に出ようとするのであれば、家族や親しい友人など、猫の習性をよく理解している顔なじみに、ペットシッター役をお願いするよりほかありません。
ペットのケアの環境が整うまでは、旅行は「お預け」だと思っています。

本来であればタイの各地を旅行して、タイのホットな情報を提供したいと考えているところですが、いまはまだその環境にありません。
一部の読者のかたには非常に申し訳なく思っているところではありますが、タイの最新の情報をご提供できるのには、まだ時間が必要と考えています。
来年こそは、なんとか環境を整えて、タイへの渡航を再開したいと期待しているところです。

 

高騰する国内の宿泊料の背景にあるもの

旅行の経費のうちで、大きなウエイトを占めるのは、ホテル代などの宿泊料です。
かといって、宿泊料を切り詰めすぎて、水準を下げてしまっては、旅の楽しみを損なってしまうことにもなりかねません。

今年は、コロナからの脱却で、国内外ともに旅行者の数が回復して、観光地にも人の姿が戻ってきました。
そんななかで、気になるのが日本国内の宿泊料の高騰です。
仕事柄、職員の出張旅費を計算することが多いのですが、ホテルなどの宿泊料が、以前と比べてかなり高くなっているというのが気にはなっていました。
感覚的には、コロナ禍以前と比べて、どこの都市も1.5倍ほどになっているように感じます。
特に東京都内の高さは際立っています。
旅行代理店の検索サイトのホームページで、東京都内の平日の一泊のホテル(素泊まり)の料金を検索してみると、シングルユースでは、少なくとも12,000円から15,000円くらいは見積もっておかないと厳しいと思われます。
ちなみに、東京都内への出張の場合、旅費として支給される宿泊料は、一般職員の場合は1泊あたり11,400円になります。
そう考えると、支給される旅費では足が出てしまうことになります。

先日、僕の家族が京都に遊びに行ったのですが、その宿泊料の高さに閉口していました。
ペンションのような簡素な学生向けのところに泊ったようですが、宿泊料は2人1部屋の素泊まりで一泊14,000円したそうです。
それでも、予約を入れるのはたいへんだったそうで、宿は満室だったとのこと。
紅葉シーズンでもあったことから、国内外からの観光客が大挙して京都に集まっているようです。
特に外国人観光客の姿が目立っていたようで、タイからの観光客も少なくなかったと言っていました。
コロナ明けの旅行需要復活に加えて、円安の効果も追い風になっているのかもしれません。

旅行代理店の検索サイトのホームページで、京都市内の週末の一泊の料金を検索してみても、1万円以下のホテルはまったく見当たりません。
ニュース報道によると、宿泊施設に価格算出システムを提供しているメトロエンジンという会社のデータによると、京都市のホテルの平均宿泊料は2人1部屋で7万3000円以上とか。
コロナ禍以前の2019年8月と比べ、1.9倍に跳ね上がっているそうです。

このように宿泊料が軒並み高騰している原因は、どこにあるのでしょうか。
旅行業界の分析では、次のような原因が考えられるとのことです。
まず、コロナ禍で廃業したり、客室を減らしたりしたホテルが相当数あって、供給できる客室数が大幅に減少してしまっていること。
また、ホテル業界の人手が不足していて、客室を100%埋めるだけの働き手を確保することが困難になっていて、需要に対応しきれていない状況があること。
さらに、日本を訪れる外国人の増加や、コロナ禍でなかなか旅行に出かけることのできなかった国内の旅行者の需要増加が重なったことなどが挙げられると言います。

廃業したホテルが復活することは考えにくいうえに、コロナ禍で職場を去ってしまったホテルの従業員が、コロナが明け後に再び職場に復帰することは簡単なことではありません。
コロナの影響が後々まで続いてしまっていることの現れでもあり、そう考えると残念でなりません。
今後も、当分の間は宿泊料の高止まりは続くと予想されます。

コロナ禍が明けて、観光需要が復活したことは歓迎すべきことです。
多くの外国人が、日本を観光し、日本の文化に触れる機会が増えてくれることは、たいへん喜ばしいことです。
しかし、このような宿泊料の高騰があっては、せっかくの旅の楽しみも半減してしまいます。
いち早く、宿泊施設の安定した供給確保と、適正な価格に戻ってくれることを願うばかりです。

旅行・観光ランキング
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その国に行ったらその国のものを食べる

以前のこと。
フィリピンのボホール島に旅行に行ったときのことである。
現地のリバークルーズに参加したことがあった。
船は浅い大きな河をゆっくり進む。
時折岸に立ち寄る。
ここでは保護されているという希少動物であるメガネザルを見ることができる。
緑は深くて濃く、熱帯の密林が続いている。
日本ではお目にかかれない、とても珍しい風景だ。

船では食事の提供がある。
といってもビュッフェスタイルで、客はテーブルに置かれた大皿から、好きなものを取っていくスタイルだ。
串刺しの鶏肉は、細くていかにも貧弱だった。
地元の野菜を使っているのか、炒め物やスープの類があったが、そのどれもが淡泊で、しかも冷めていた。
正直言ってあまりおいしくはなかった。
しかし、これが現地の食文化なのだろうと思い、少しずつ試しに箸をつけていった。
安くはなかったがビールも注文し、地元の料理を楽しんだ。
ゆるやかな南洋の、夏の一日を楽しんだ。

船に乗り合わせた、他の多くの客は韓国人だった。
韓国からのツアー客だろう。
みな年末の休暇を、この南国で楽しんでいる。
ところが彼らを見ていて、あることに気がついた。
彼らのほとんどが、船内に用意された食事に手をつけていなかったのだ。
持ち込んだキムチなどのおかずを肴に、焼酎をあおっている。
誰もが、韓国式のカップラーメンを食べている。
船内の従業員がせわしく動いているのは、料理の提供のためではない。
ラーメンを作るためのポットの熱湯の補充のためだ。
彼らの休暇の楽しい団らんのひとときに水を差すつもりは毛頭ないが、どことなく違和感を覚えていた。
たしかに、その船内で提供された食事は、けっして褒められるレベルのものではない。
しかし、外国に旅行に来た以上は、その国の食文化に親しみたいと考えている僕からすれば、彼らの行動は実にもったいない気がした。
そして残念にさえ感じた。

ツアーが終わり船から降りたときに、ふとあのエピソードを想い出した。
2003年10月にバンコクで開催されたAPECアジア太平洋経済協力会議のエピソードである。
歓迎晩餐会が開かれたタイの高級ホテル、マンダリンオリエンタルでの出来事だ。
ホテル側は、各国の首脳から晩餐会のメニューのリクエストを聞いている。
欧米諸国の首脳からは西洋料理のリクエストがあり、中国や華僑系の首脳からは中華料理のリクエストが来る。
このような外国人の集まる高級ホテルでは、西洋料理と中華料理が定番なのだ。
ところが、その席にいた当時の日本の首相である小泉純一郎氏のリクエストは意外なものであった。
小泉氏は言った。
「美味しいトムヤムクンをください。あまり辛くしないでね」と。
トムヤムクン(ต้มยำกุ้ง)とは、タイのスープ料理のひとつ。
タイの家庭料理のひとつではあるものの、辛みや酸味、甘みやハーブの香りなど、多彩で複雑な味の織り成す濃厚なスープは、世界的にも有名なスープのひとつとされている。

他国の首脳から「知っている料理を挙げただけだろう」と揶揄された小泉氏ではあるが、「その国に行ったらその国のものを食べる。それが一番良いことだ」と自らの持論を展開した。
そして、「せっかくタイに来たのだから、タイでもっとも有名な料理を味わわないのはもったいないことだ」と切り返した。

小泉氏が晩餐会の席でタイ料理をリクエストした件は、地元タイのメディアでも大いに報じられたという。
一堂に集まった各国の首脳のなかで、タイ料理をリクエストしたのは小泉氏を除いて、誰一人としていなかった。
他の首脳たちは、みな自分の国の食事を注文している。
その姿は、どこに行っても自国の流儀を押し通す姿勢にさえ見える。
ところが、彼だけは違った。
訪問先の国の料理を注文した。
その国の文化を尊重する姿勢を見せたのだ。
ネット上では「私たちの国の料理を選んでくれてありがとう」「我が国の文化を尊重してくれた」「日本の首相は謙虚で素晴らしい」と、小泉氏を称賛する声が上がっていたという。

「その国に行ったらその国のものを食べる」
一見すると、些細で単純なことのようにも思える。
しかし食というものは、まぎれもなく文化のひとつである。
その国の食を味わうことは、その国の文化を尊重する第一歩にほかならない。
訪問した国の文化を尊重しない者が、その国の民に歓迎されないことは明らかなのである。

言語もしかり。
タイを訪れる旅行者は、ぜひ次の二つの言葉を覚えていってほしい。
「อร่อย(a-roi=おいしい)」
「ขอบคุณ(khop-khun=ありがとう)」
美味しいタイ料理を満喫したあとは、タイ人に対して使ってみてほしい。
この二つの言葉は、タイ料理の良さをさらに引き立てる強力なスパイスになってくれることだろう。

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パスポートのオンライン申請をやってみました

現在、日本からタイへの入国は、コロナ禍以前と同じく、パスポートと航空券のみで可能です。
日本への入国に関しても、日本帰国にワクチン接種証明と陰性証明は不要になり、「水際対策」と呼ばれてきた対策が、事実上撤廃されたのです。
コロナ禍にあって、引き出しにしまい込んだまま、その存在を忘れていたパスポート。
有効期限を忘れていた人も多いのではないでしょうか。
タイは入国時には6か月以上の、パスポート残存期間が必要です。
有効期限の残りが1年を切ったのであれば、いますぐパスポートの更新続きをしましょう!
令和5年(2023年)3月から、パスポートの更新申請がオンラインでできるようになりました。
今年9月に有効期限となってしまうパスポートを持っていた僕は、先日さっそくスマートフォンのマイナポータルアプリから申請手続きを行いました。
無事翌週に新しいパスポートを受け取ってきました!

便利な世の中になったもので、マイナンバーカードがあれば自宅でいつでも申請可能です。
従前は、パスポート交付窓口に、申請のときと受け取りときの2回出向く必要がありましたが、オンライン申請を行えば、窓口に行くのはパスポートを受け取るときの1回だけで済みます。
新たな旅の第一歩のためのパスポート申請を、より簡単で効率的な方法で踏み出しませんか?
パスポートのオンライン申請によって、手続きの時間の浪費から解放され、オンラインで行うことで待ち時間ゼロ、スマートな旅のスタートが可能です。
この記事では、オンライン申請の手順について、詳細にご案内いたします。

準備1 オンライン申請ができる条件とは?
パスポート更新のオンライン申請をするには条件があります。
それは
①有効なパスポートを持っている。
②パスポートの有効期間が1年未満、または査証欄の余白が見開き3ページ以下である。
以前はパスポートの査証欄の残りが少なくなったときは、1回まで査証欄のページを追加する増補制度がありましたが、現在は廃止されています。
余白がなくなったら、新たなパスポートの申請が必要になります。
③パスポートの記載事項に変更がない。
記載事項に変更がないというのは、例えば結婚などで姓や本籍が変わった場合など。
このような場合にはオンライン申請ができません。

準備2 オンライン申請に必要なもの、用意したほうがよいもの
「準備1:オンライン申請ができる条件」に該当したら、申請に必要なものを準備しましょう。必要なものは
① 現在有効なパスポート。
② マイナンバーカード
③ マイナポータルアプリ対応のスマートフォンの3つ。
となっています(マイナポータルアプリは事前にダウンロードしておき、ログインできるか確認しておきましょう)。

この3つは最低限用意していないと先には進めませんが、ほかにもいくつか事前に用意しておいたほうがいいものや確認しておいたほうがいいものがありますので、そのことについて補足しておきます。

① 顔写真
デジタルカメラで撮影した顔写真をあらかじめ用意しておいたほうがスムーズに手続きができます。
オンライン申請では、いわゆる「自撮り写真」で申請できますが、これがなかなかうまくきれいには撮りにくいものです。
5年または10年使うパスポートなので、事前に正装できちんと撮影して証明写真を用意しておくことをおススメします。
用意した証明写真は、スマートフォンに保存してきます。

② 自筆の署名
パスポートの写真のあるページには、自署のサインがあります。
従前は、交付申請書に署名したサインが、ここに転写されていましたが、オンライン申請では、スマートフォンのカメラで撮影したサインが転写されることになりますので、予め真っ白い紙に、サインを書いておき、撮影できるよう準備しておくことをおススメします。
できれば、こちらも顔写真と同様に、事前に撮影しておいたほうが、よりよいでしょう。

③ マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワード
これは、マイナンバーカードを市区町村の窓口で受け取った際に設定した半角6文字~16文字英数字が混在したパスワードのこと。
ログイン時に使用する数字4桁の暗証番号とは異なります。
オンライン申請では入力が必要になりますので、事前に確認しておく必要があります。


④ メールアドレス
申請手続きの途中で、メールアドレスの入力を求められます。
外務省のマニュアルには、この部分は出てきませんが、僕が申請したときは入力を求められました。
入力したメールアドレスに、確認コード(6桁)が送られてきますので、スマートフォンですぐに確認できるメールアドレスを準備しておいてください。(送付された確認コードは、申請作成画面に入力することになります)

ここまで準備ができたら、さっそく申請手続きに移りましょう。
操作画面のおおまかなながれは、下記の画面を参照してください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/domestic.html
(外務省旅券課作成の資料から引用しています)

STEP1 事前準備
マイナポータルサイトにログインしたら、「パスポート(旅券)申請」→「パスポートを更新する(切替申請)」を選択します。
 


マイナンバーカードに記載されている住所と同じ市区町村が表示されますので、交付を受ける窓口を確認します。

「署名用電子証明書パスワード(半角6文字~16文字英数字が混在したパスワード)を入力した後、顔写真と署名を登録します。

次に顔写真を登録します。




次に署名を登録します。


申請者情報と緊急連絡先を入力します。

STEP2 申請
申請書の作成になりますが、はじめに現在のパスポートの写真のある面を撮影します。


申請に必要な氏名(ローマ字表記)や現在のパスポート番号などの情報は、この面を撮影することで読み取られます。
ほとんどの情報は、現在のパスポートから引き継がれることになりますので、それ以外の情報を入力していきます。


途中にマイナポータルアプリでパスポートのICチップのページを読み取るという過程がありますが、ICチップのページが読み込めないことがあります(僕が実際にやってみたときも、読み込みができませんでした)。

ネット上の情報によれば、このパスポートのICチップのページを読み取る作業は、手こずっている人が結構いるようでした。


それでも、「何度か試してもパスポートが読み取れない方」というタブを押せば、スマートフォンのカメラで、パスポートの画面を撮影するよう指示かあり、これに従えば解決できます。
パスポートの画面を撮影とは、「顔写真のあるページ」「顔写真のあるページの裏側」「最後のページ」の3枚を透かした状態で撮影し、その写真をアップロードするというものになります。
透かしを撮影することになりますので、背面にデスクライトをおいて撮影するとスムーズにできます。



読み取ったパスポートの情報が表示されます。
氏名の綴りや旅券番号が正確に表示されているか、確認してください。

次に、パスポート申請をする本人情報を入力するためにマイナンバーカードの読み取りがあります

その読み取った氏名、住所などを確認します。
さらにパスポート申請に使用する顔写真が申請者本人であることを確認するために、もう1回マイナンバーカードを読み取ります。

次に受取窓口の確認です。
最初に設定したパスポートを受け取る窓口をここで確認します。

次に申請の同意確認画面が表示され、確認事項に同意するにチェックをして「申請する」ボタンを押します。


最後は署名付与になります。

マイナンバーカードを読み取るボタンを押すと、署名用電子証明書用暗証番号(英数字6~16文字)を求められるので、ここで入力します。



そして申請完了画面が表示されます。


申請後に訂正事項があるときは、マイナポータルに通知がきます。

僕が申請した時は、訂正を要求されました。


「ダメ出し」の理由は、署名の撮影でした。
撮影した時に、影が入ってしまっていたようで…。
影が入らないように撮影するのは、なかなか難しいものです。
最初にも触れましたが、この署名撮影についても、事前に撮影しておいたほうがよかったと後で思いました。
その後、再度署名撮影をして、再申請を行いました。

STEP3 受け取り
最終的に問題なく受理されたら、マイナポータルに通知が来ます。
「旅券(パスポート)の申請の審査が完了しました」というメッセージです。
そして、受け取りの日が通知されます。

なお、このときの通知に「受付票」が添付されてきます。
この「受付票」は、受け取り時に必要になります。
QRコードが印字されたPDFですが、スマートフォンに保存しておくだけ大丈夫です。
紙にプリントアウトして持参する必要はありません。
なお、受け取りに際しては、手数料の納付が必要になります。
該当する区分の手数料を現金で持参します(受け取り時に印紙・証紙を購入して納付することになります)。
また、それまで使っていたパスポートは、必ず持参してください。
マニュアルには「要返納」とされていますが、受け取り時に係員が確認したあとは、表紙と顔写真のページに穴をあける失効処理をしてから、申請者に返してくれます。
パスポートの受け取りが済むと、マイナポータルの申請状況が「完了」の表示に変わります。



これが新しいパスポートです。

査証欄のページには、ページごとに異なる浮世絵の絵柄が印刷されていて、ちょっと豪華な雰囲気です。



これも、偽造防止のための工夫かと思われます。
ご承知のように、日本のパスポートは世界で最も査証免除の国が多いパスポートであり、国際的にみて最も信用度のあるパスポートと言われています。
そのため、こうした偽造防止のための透かしやホログラムなど様々な工夫が取り入れられているのです。
パスポートの保管はくれぐれも厳重に…

コロナ禍が過ぎ、海外渡航が解禁されました。
この間に期限切れになった人は多いようで、パスポートの申請窓口はかなり混雑しているようです。
パスポートの有効期限が1年を切っているかたは、ぜひオンライン申請に挑戦してみてください!

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タイの静かな朝の様子

日差しが照り付ける中を散策するのは大変かもしれませんが、静かな朝の散策は、すがすがしく気持ちの良いものです。

朝は少し早起きをして、街の散策に出てみてください。

タイの朝の美しい風景とその独特の魅力は、旅行者の心を捉えて離しません。

朝には、この国の魅力を深く感じる機会が数多くあります。

 

バンコクの朝は、高層ビルの陰影と太陽の光が交差する、都会の朝の景色から始まります。

そのバンコクの喧騒のなかでも、静かな朝を実感できる場所の一つとして「ルンピニ公園」があります。(ルンピニ公園  สวนลุมพินี

都心の真ん中にあるこの広大な公園は、とても緑の豊かな公園です。

朝のひと時を、ジョギングやウオーキング、またヨガや太極拳などを楽しむ人が集うスポットなのです。

みな思い思いのスポーツを楽しんでいるのがわかります。

清々しい朝の空気を感じながら、人々の活動を観察することは、この国の文化と生活様式を理解する良い機会になることでしょう。

 

都心を離れた朝の風景もまた魅力的です。

チェンマイやメーホーソンでは、お寺の散策が特に魅力的でした。

きれいに掃き清められた静かな庭を歩けば、それだけで落ち着いた気持ちになれるものでした。

時間帯よっては、托鉢の風景を見ることもできます。

オレンジ色の袈裟を身にまとった僧侶が歩く姿は、タイならではの風景です。

僧侶にお供えをすることを意味するタンブンは、徳を積むというタイの美しい文化なのです。

タイの朝には静けさと美しさが溶け込んでいます。

また、活気のある朝の市場も、また面白いものです。

多彩な食材や商品が並びます。

市場の朝は、活気とカラフルさであふれ、地元の人々の交流の場となっています。

新鮮な野菜やフルーツ、香辛料の香りが漂い、朝食を求める人が集まります。

市場の風景は、タイ文化や生活の一端を垣間見る機会を提供してくれます。

できれば、朝食も市場で済ませてみましょう。

朝ご飯を外で食べることを好む人が多いのか、タイでは朝食専門の食堂や屋台が多く目につきます。

お粥や麺類などの軽食を提供している商店は、いくらでも見つかるはずです。

特にオススメなのがお粥。(タイのお粥  โจ๊ก

とろとろの食感がいいのと、豚肉や卵、野菜などがふんだんに入っていて、お粥といっても満足度はかなり高いと思います。

それに加えてパートンコー(ปาท่องโก๋)と呼ばれる揚げパンを頼むのもオススメです。

パートンコーをはじめ、朝限定の屋台は、結構多いのです。

これから仕事に行くと思われる人々が、テイクアウトで買っていく姿をよく見かけます。

気に入ったものを見かけたら、すぐにトライしてみるのがいいでしょう。

「あとでもう一回来てみよう」と思っても、こうした朝限定の屋台は、意外と早くに店じまいしてしまうのです。

パートンコー(ปาท่องโก๋) 写真提供_pixabay.com

 

たくさんの魅力のあるタイの朝風景を、カメラを片手に、散策してはいかがでしょうか。

タイの朝の風景は、緑豊かな公園、静かで美しい寺院、市場の賑わいなど、多様な一面を持っています。

モーニングルーチンを観察することは、この国の文化と宗教の重要な要素を体験する絶好の機会になることでしょう。

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メコン(แม่โขง Mekhong) 製造法から味わいまで、タイの酒文化を探る

以前左党というタイトルで、タイ国内のビール事情について書きました。(https://ponce07.com/drunkard/
僕自身は、もっぱら「ビール党」で、普段は乾杯からラストまでビール一辺倒といったところです。
暑いタイでは、キンキンに冷えたビールを特に愛飲していたところです。
そんな僕がビール以外に好んで口にする数少ない酒が「メコン(แม่โขง Mekhong)」です。
タイを代表するこの地酒メコンをご存知でしょうか?
かつて秋篠宮殿下も好んで飲まれたと話題になったこのメコンは、観光客の間では「メコンウイスキー」と呼ばれことが多いのですか、実際にはウイスキーではなく、ラム酒に近いものになります。
主原料は95%のサトウキビと5%米で、蒸留後はタイのナチュラルハーブやスパイスで香りづけされます。
そして3年~8年オーク樽で熟成させることで、さらなる深みと豊かさが加わります。
アルコール度数は35度です。
その名を東南アジア最大の大河メコン川に由来するこの地酒は、タイを代表する蒸留酒になります。

メコンは、最大のアルコール飲料メーカーである「タイ・ビバレッジ」という会社が製造・販売しています。
メコンの歴史は古く、最初に製造されたのは1941年になります。
1914年、パトゥムタニー県にあった個人所有のスラバンイーカン蒸留所がタイ政府に譲渡され、財務省物品税局の監督下に置かれることになります。
その後、物品税局は蒸留酒の製造を拡大させます。
1941年に、ハーブと伝統的な薬用リキュールを組み合わせた、新たなアルコール度数35度の蒸留酒が製造されます。
この蒸留酒が開発された当時、タイ・フランス領インドシナ紛争が勃発し、フランスへの反抗闘争が起きます。
当時愛国的な歌詞をつけられた『カム・コン(ข้ามโขง:「メコンを渡って」)』にあやかって、時の政府は新たに生産された蒸留酒に「メコン」と名付けたと言われています。

さて実際に飲んでみた感想になりますが、独特な甘みがあり、口当たりはまろやかで飲みやすい印象です。
とはいえ度数は35度ありますので、ソーダ割にして飲むのがよろしいかと思います。
現地でも、氷をたっぷり入れてソーダ割にする、日本でいうところの「ハイボール」のようにして飲むのが人気だとか。
他にも、メコンを原料にしたさまざまなカクテルなどもあるようです。
甘口のメコンは、タイ料理などの辛くて味の濃い料理によく合います。

このメコン。かつては大衆的な地酒として、タイ国民に広く親しまれてきた歴史があるのですが、2013年にメーカーである「タイ・ビバレッジ」は、国内向けのメコンを、国外向けに方向転換させます。
パッケージは新しくなり、ロゴが英語表記になるなど刷新されましたが、大幅な値上げとなり、国民のメコン離れが加速します。
現在は、HONG TONG(ホントン)やแสงโสม(センソム)といった銘柄のスピリッツがメジャーです。
タイを訪れるかたは、タイ料理を味わいながら、こうした新しい銘柄のスピリッツを試してみたてはいかがでしょうか。
タイ料理とともに、タイの酒文化を探ってみるのも旅の楽しみのひとつでしょう。
ただし、ビールと違って度数は高いですので、飲みすぎにはくれぐれもご用心を!

 

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AIの技術革新と翻訳技術の将来  Chat GPTはどこまで正確に翻訳できるのか

最近の、AI技術の普及は、私たちの生活に革新的な変化をもたらしています。
AIによる自動車の自動運転技術は、ドライバーの負担を軽減するのみならず、交通事故のリスクを減らすことを可能にしました。
家電製品の操作も自動化が進み、便利で快適な生活環境を手にすることができるようになりました。
産業分野においても、生産工程にロボットや自動化システムが導入されて、効率的な生産が可能になったほか、データ分析ツールの活用は、市場動向の把握能力を向上させ、それがマーケティング活動に大きく寄与するようになりました。
教育分野においても。個々の学習ニーズに合わせたカリキュラムや教材が提供されるなど、効果的な学習支援が行われるようになりました。

AI技術の普及によって、快適で安全、かつ低価格で高品質の生活環境を手にすることができた半面、課題も存在します。
利便性が向上するあまり、いままでは人の手によってなされていた仕事が、AIに取って代わられるという懸念です。
例えば、過去に「ボーカロイドと音読さん https://ponce07.com/vocaloid-and-ondoku-san/ 」というコラムで書いたところですが、現在の人工音声の技術は相当に進んでおり、あたかも実際の人間が発音したような、自然な音声が作り出せるようになっています。 
僕が毎日通勤で利用しているバスの車内アナウンスは、人工音声によるものです。
かつては、プロの声優さんが、実際に発声して、これを録音したものを車内アナウンスに使っていたのですが、現在では多くのバス会社が、人工音声によるアナウンスを使用しているようです。
AI技術の普及が、結果として声優さんの仕事を「代行」するようになったのです。
私たちの身の回りの多くの産業に従事している労働者が、このAIに取って代わられてしまう懸念は払拭できないのです。

翻訳の分野でも、技術革新が急速に進んでいます。
機械翻訳技術は、従前に比べずっと向上しており、大量の文書を素早く効率的に翻訳することが可能になりました。
AIによる機械翻訳は、膨大な言語データを学習して、統計的な分析を加えながら翻訳を行います。
手作業での翻訳作業に比べて、時間とコストを大幅に削減することができるようになりました。
翻訳品質も向上し、自然な表現や文脈を考慮した翻訳結果を提供することもできるようにもなってきています。
しかしながら、完全な自動翻訳の実現にはまだ課題があります。
特に、言語のニュアンスや文化的背景などを正確に理解して、それを適切に翻訳していくことは難しいとされています。
人間の翻訳者であれば、言語の微妙なニュアンスや文脈を正確に捉え、適切な翻訳を行うことができるでしょう。
そのため、高度な専門性や創造的な部分を含む翻訳業務においては、人間の翻訳者の存在が必要不可欠なのです。

では実際に、AIによる機械翻訳の実力は、どのくらい進んでいるのでしょうか?
話題の「Chat GPT」を使って、ちょっと試してみたいと思います。

タイ語を日本語に翻訳するプロセスを見てみます。
まずは、単純な語句の羅列と、ごく短い文章の翻訳をさせてみます。

次のタイ語を日本語に訳してください

กล้วย
อาหารไทย
จักรยาน
โรงพยาบาล
สถานีรถไฟ

ร้านขายยาอยู่ที่ไหน
โดยทั่วไปคนญี่ปุ่นกินข้าวด้วยตะเกียบ

翻訳結果は、次のとおりです。

さすがですね。
まったく狂いがありません。
この結果が出るまで、クリックしてから1秒程度です。

では次に、少し複雑にしてみます。
文中に二つ以上の述語が表れる、いわゆる「複文」を翻訳してもらいましょう。

ฝนทำท่าจะตก เอาร่มไปด้วยดีกว่า
今にも雨が降り出しそうだから、傘を持って行ったほうがいい。【目指せ!タイ語の達人เก่งไทย ไม่ยาก・TPA Press】

ทุกครั้งที่ฉันได้ยินเพลงนี้ ฉันก็นึกถึงเขาทุกที
この曲を耳にするたびに、彼のことを思い出す。【目指せ!タイ語の達人เก่งไทย ไม่ยาก・TPA Press】

ความสมดุลของการพัฒนาระหว่างเมืองและชนบท, จะทำให้เกิดการอพยพของแรง งานเข้ามาทำงานในเมือง
都市と農村間の発展の不均衡が、都市に仕事を求めてやってくる労働力移住を生み出している【パスポート初級タイ語辞典・宇戸清治・白水社】

翻訳結果は、次のとおりです。

こちらもすごいですね。
言い回しに若干の違いはあるものの、文脈としてはほぼ的確にとらえています。

では最後に、翻訳が特に難しい「詩」について試してみます。

พลังงานจน(Power of Poor)より (https://ponce07.com/power-of-poor/

สายลมจางๆ ยังล่องลอยจากแดนไกล
กระซิบคอย บอกเบาๆ เตือนให้เราลืมตา…
優しいそよ風が漂う はるか遠い地からのそよ風が
耳元でそっとささやく 俺たちに目を覚ませと…

翻訳結果は、次のとおりです。

直訳的な感じになってしまっているのがお分かりいただけると思います。
そして2行目の後半は、明らかに誤訳しています。
「ลืม」は「忘れる」の意味ではありますが
「ลืมตา」という熟語になると「目を開ける」「目を見開く」の意味になります。

続きも見てみましょう。

ชีวิตจนๆ อย่างเรา จะเอาอะไรหนักหนา
เช้าลุกขึ้นมา ส่งยิ้มให้โชคชะตา ศรัทธายังมีเหลือพอ
ถึงไม่ค่อยมีปัจจัย แต่ใจยังไม่อับจน
หลายครั้งทางชัน แต่ฉันรู้ว่าความจน มันมีพลังดิ้นรน
俺たちのような貧乏人の暮らしは 何をするにも困難ばかり
朝起きあがって 運命に微笑みかけてみる まだ信じている
持ち得るものはほとんどないけれど まだ気持ちは行き詰まってはいない
何度も何度も険しい道を来たけれど
俺は知っている 貧乏こそが奮闘するエネルギーになり得ることを…

翻訳結果は、次のとおりです。

 

ちょっと難しかったようですね。
概ねの意味は理解できますが、日本語として不自然な部分も散見されます。
「ปัจจัย」の意味について、辞書で確認してみましょう。
辞書は松山納先生の「タイ語辞典(大学書林)」です。
①要素、要因、原因、動機、因縁
②(生活、生産上の)必需品
③(仏教の)四事
④僧に渡す金銭
⑤後綴、接尾

第一の意味としては「要素」ではあります。
しかしここでは、二番目の意味の「生活上の必需品」から「生きていくうえで必要な物」という意味であることがわかります。
「多くの困難があるが、私は貧困の力が動き続けることを知っている。」の部分も、日本語の意味としては不自然な言い回しに聞こえます。

このようにしてみると、単純な語句の言い換えであれば、対応可能ではありますが、詩的な内容を含む文章になると、途端に不自然な表現になってしまいます。
やはり人間の感覚で訳していかないと、無理があることは明白です。

AIによる自動翻訳の機能が進んではいるものの、人間の翻訳者の役割や専門性は引き続き重要であることがわかります。
高度な翻訳業務においては、AI技術という有能な秘書と、幅広い教養を備えた人間との協働が、最も求められることと思います。

 

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