前回は地下鉄の話題を書きました。
地下鉄(MRT)やBTS(高架電車)の建設は、これからも進んで、移動がもっとラクになっていくことでしょう。
現在は、路線の数もそれほど多くはありませんので、乗り換えに迷うことはあまりないのかもしれません。
しかし、今後路線が増えていったら、乗り換えに迷うことも出てくるのかもしれません。
僕もたまに都内に出かけることがありますが、目的地に行くまでにどこで乗り換えなければいけないのか、事前にイメージしておくようにしています。
東京はそれだけ路線が複雑ですから、そうしておかないと乗り換えに迷って、結果として余計な時間をかけてしまうことになります。
冒頭の写真はウィークエンドマーケットで有名なチャトゥチャック公園駅(สถานีสวนจตุจักร)の入口です。
この日は、BTSのスクムウィット線の北の終点であるモーチット駅(สถานีหมอชิต)で降りたのですが、モーチット駅のすぐ前が、地下鉄のチャトゥチャック公園駅なっていたことに気が付きました。
「同じ駅名にすればわかりやすいのに…」
でも同じような経験は、日本でもよくあります。
ふと思い出したのは、京浜急行線の仲木戸駅のすぐ目の前にJR京浜東北線・横浜線の東神奈川駅があることです。
また、都営浅草線・三田線の三田駅とJR山手線の田町駅は隣接しています。
都営浅草線の大門駅とJR山手線の浜松町駅も近くにあります。
駅の名前は全く異なるのに隣接しているのです。
逆の現象もあります。
東京駅では、地下ホームにある京葉線や総武線快速・横須賀線と新幹線のホームでは、乗り換えに要する時間を15分以上みておかなければいけません。
同じ東京駅でも、広すぎて歩く時間がかかるのです。
駅名は似ているのに、京浜急行線の京急蒲田駅とJR京浜東北線の蒲田駅は少し離れていて、歩くと10分ほどかかります。
こんな些細なことでも、覚えておけば乗り換えと街歩きには意外と役に立つのではないかと思います。
バンコクの事例として、路線で駅の名前が異なるけれど、隣接している駅の事例としては、BTS・スクムウィット線のアソーク駅(สถานีอโศก)と地下鉄のスクムウィット駅(สถานีสุขุมวิท)とか、BTS・シーロム線のサラデーン駅(สถานีศาลาแดง )地下鉄のシーロム駅(สถานีสีลม)などがあります。
また、エアポートレールリンク(ART)のパヤータイ駅(สถานีพญาไท)は、BTSのスクムウィット線との乗り換え駅になっていますが、こちらのほうは同じ駅の名前パヤータイ駅(สถานีพญาไท)を使用しています。
路線で駅の名前が異なるけれど、隣接している駅の事例はこのほかにも、きっとあると思います。
というより、これから増えていくものと思われます。
これからもっと街歩きをして、「小さい発見」を重ねていきたいと思います。

※その後の補足です
文中登場しました京浜急行線の「仲木戸駅」は、2020年3月に「京急東神奈川」への駅名の変更がなされました。
これなら、「JR東神奈川駅」との連携が期待できますね。