地下鉄(MRT)やBTS(高架電車)の建設で、バンコク市内の交通事情が格段に良くなったことは、周知の事実でしょう。
それは、このブログのなかの、旅の一コマ「バンコクの交通事情」でも書いたところです。
最初の地下鉄が開業したのは2004年(平成16年)のことです。
そのニュースを初めて聞いたとき、まず感じたのは「あれだけ水の多いバンコクで、よくできたものだ」というものでした。
慢性的に交通渋滞の激しいバンコク市内では、地下鉄などの公共交通機関の建設を期待する声が多かったと言います。
しかし、バンコクはチャオプラヤー川の河口に近いところにあり、「どこを掘っても水が出る」土地だったので、地下鉄の建設はなじまない、とも言われていました。
そんな中での開通は、地元の市民に大きな希望となったことでしょう。
高い技術はもとより、相当な資金が必要になったのは言うまでもありません。
さて、実際に乗車してみての感想です。
写真をご覧いただければ、おわかりいただけると思いますが、駅構内が非常に清潔に保たれていることを感じました。
建設されてから既に10年以上経過しているのですから、所々に傷んだ箇所が出てきてもおかしくはないところでしょう。
管理がしっかりしているとの印象です。
また、プラットホームには、柵と扉があり、転落防止のための安全措置が整っています。
車内は比較的に混雑していました。
短い時間の旅行でしたので、あまり多くは乗ることができなかったのが心残りでしたが、次はもっと乗り回してみたいと思います。
これが、ブルーラインの路線図です。北の終点バーンスー駅(บางซื่อ)は、現在タオプーン駅(เตาปูน)まで延長しており、新設のパープルラインと接続しています。
この碑文は、フアラムポーン駅(หัวลำโพง)構内で撮影したものです。
日本の資金協力で建設されたことを伝える内容です。
このような表示を見かけたのはタイだけで、ほかのアジアの国では見たことはありません。