タイスキなる料理があります。
その名前の由来は、日本のすき焼きと言われいます。
タイ語ではスキー(สุกี้)と呼ばれ、スキヤキの省略形です。
タイには何度か来ているのに、未だにタイスキ未体験でしたので、話のネタにとの思いで、ついに行ってきました。
それもタイスキチェーン店MKの発祥と言われているサイアムのMKゴールドに行ってきました。
「タイスキは水炊きみたいなもんだよ」という声もよく聞きますが、実際はどんなものなのか?
そのとおりでした。
これは、日本の水炊きとほとんど変わりません。
タレ味付けが、若干エスニック風のものもありますが、基本的には日本の鍋料理です。
すき焼きとは、全く無関係です(笑)。
いまMKは日本の九州にも、いくつか店舗があります。
福岡のプレナスと合弁したからですが、九州のMKには、看板に「しゃぶしゃぶダイニング」の添え書きがあります。
そのほうが実体に合っていますし、間違っても「すき焼き」の言葉は使えません。
さてさて このMKゴールド。
肝心のお味のほうはどうかと言いますと…
決して悪くはありません。
出汁はそこそこ効いていますし、具材も選べます。
タレの種類も多いですし、サイドディッシュも数多く用意されています。
ただ一言あるとすれば、
「面白味に欠けること」
きれいにまとまりすぎて、可もなく不可もなくといったファミリーレストランのような感覚です。
せっかく旅行に来たわけですから、少々のワイルドさがあってもいいでしょう。
鍋料理のいいところは、ズバリ「お好みでアレンジできること」
タイでも、各地方ごとに”名物鍋“があるに違いありません。
今度は、そんなディープな世界に足を突っ込んでみても面白いのかもしれません。
次はイサーン(東北部อีสาน)辺りのローカル鍋にトライしてみたいと思います。
