人の性格を形成する大きな要因のひとつに、生活環境を挙げることができます。
もっとも身近なところでは家庭環境でしょう。
たとえば、一人っ子の子供とたくさんの兄弟姉妹の中で育った子供では性格が異なるというようなことです。
一人っ子は、一人で過ごす時間を好み、周囲を気にせずに無理に人と合わせることなく個性を発揮するようなマイペースの性格の人が多いと言われています。
また兄弟喧嘩の経験がないことから、争うことを好まない平和主義者的な一面もあるおっとりした人が多いとも言われています。
逆に兄弟がいれば、子供同士で争うこともありますが、同時に助け合えることもあるので、 社会性が身につけやすいなどの長所があると言われています。
子供同士のかかわりのなかで育っていることから、自己主張しながら相手の言い分も理解する柔軟性を身につけやすくなるなど、良好な人間関係を築くのに慣れているともいわれています。
本当に当たっているのかどうかの疑問は残りますが、確かにこうした家庭環境が性格形成に強く関係していることは理解できます。
もう少し大きなくくりでは、社会環境を挙げることができます。
農耕民族と狩猟民族についてもよく論じられるところでしょう。
農耕民族は、集団生活のなかで和を重んじて、協調性を大切にする反面、画一的で没個性的な面が多くと言われます。
一方狩猟民族は、集団の中での協調性よりも、個々人が積極的で攻撃的で強い自我を持っているもと言われます。過酷な状況を生き抜くために、その必要性に迫られての結果ではないかと考えることもできるでしょう。
当然に、居住している地域の気候やその民族の宗教観も影響してくるでしょう。
温暖な地方と、酷寒な地方とでは異なるでしょう。
砂漠のような厳しい地域で生活してきた民族は、自己主張がはっきりしており、YESとNOははっきりと主張するでしょう。
それとは反対に、温暖で水資源や農産物に恵まれている環境で生活してきた民族は、相手方への配慮が先に立ち、自己主張の強さはどちらかと言えば敬遠されるでしょう。
このようにして見ると、性格の形成は、生まれついたところからの周囲の環境が大きく影響しているということができると思います。
その意味では、「運命」によって左右されるものと考えることができるでしょう。
あなたの性格 その3 ลักษณะนิสัยของคุณ
https://ponce07.com/your-character-3/