Thai Deodorant Stone タイ発・自然派デオドラントのすすめ! 清潔文化と快適生活のヒント 

まもなく7月になります。
本格的な暑さになってきました。
その日本とは異なり、一年を通じて暑いのがタイの気候。
そこで気になるのが「汗」です。
いわゆる「汗かき」の人も、またそうでない人でも、夏の汗対策には、いろいろと気を配っていることと思います。
日本以上に夏が長いタイに住む人々は、どのような汗対策をしているのでしょうか?
気になるかたも多いのではないでしょうか。
バンコクを街歩きするときは、決まって電車を利用していましたが、電車内で「汗クサい人」に遭遇したことはありません。
もちろんタイにも「汗クサい人」はいるのでしょうけれど、電車などに乗っているときに、隣の乗客から不快な異臭を感じたことは皆無です。
暑さの厳しいタイで効果的な汗対策とは、はたしてどんなものなのでしょうか?

汗というものは、体温を調整するために必然的に放出されるものです。
体温を下げるために放出された汗そのものは、異臭はほとんどありません。
放出された汗が肌に残って、それが発酵したときに異臭に変わるのです。
ですから、最も効果的な汗対策は「とにかく洗い流すこと」につきます。 
日本では、毎日入浴したり、あるいはシャワーを浴びたりする人がほとんどだと思いますが、タイ人は「毎日2〜3回」シャワーを浴びるのが普通です。
暑いタイでは、水を浴びることは、身体を清潔に保つことはもちろん、身体を冷やす効果も大きく、各家庭では、バスルームで日に何度も水を浴びることが、昔からの習慣になっているのです。
駅や空港などの施設にも、一時利用できるシャワーなどがあるのも、タイならでは風景です。(バンコク駅構内のシャワールーム


そのシャワーのあとに使われるのが、このデオドラントストーンです。
アルム石とも呼ばれるそれは、見た目は水晶のようにも見える乳白色の「石」です。

成分はミョウバンという物質になります。
このミョウバンは、制汗作用があるうえに、非常に殺菌作用の強い物質で、腐敗を抑制する効果が高いと言われています。
このデオドラントストーンをわきの下など汗が気になるところに塗ることで、汗の発酵を抑制させることができるのです。
使い方は簡単です。
気になる部分に、このデオドラントストーンを水に濡れた状態でこすりつけるだけです。
商品のラベルには一応使い方が記載されていますので、引用してみます。
วิธีใช้ : ทาใต้วงแขนหลังอาบนํ้า ขณะผิวเปียกโดยไม่ต้องล้างออก
ご使用方法:シャワーを浴びた後に、肌が濡れているうちに脇の下に塗布してください。洗い流す必要はありません。

使い方が一応記載されています


シャワーのあとに使うのはもちろん、シャワーを使っていないときでも、このデオドラントストーンに少し水をかけて濡らした状態にして塗ってもかまいません。
塗ったところで、特にしみるようなことはありません。
これを毎日繰り返すことで、汗の不快なニオイからは解放されます。
また、このデオドラントストーンのいいところは、「なかなか減らないこと」。
ガチガチに固まった石のようなものなので、毎日使っていても、減っていく実感がありません。
使い始めて半年以上になりますが、見た目は買ったときとあまり変わっていないような気さえします。
一回買えば、落としたりして割らないかぎりは、かなり長持ちするものと思われます。

見た目は乳白色の「石」


このデオドラントストーンの存在は、恥ずかしながら最近知りました。
タイ人のライフスタイルはよく知っている気でいましたが、まだまだ知らないこともあるものです。
このデオドラントストーンは、もちろん日本でも売られています。
Amazonなどの通販サイトで検索すれば、すぐに探すことはできます。
しかし一見してわかることは、日本国内では、取り扱われている種類がさほど多くなく、値段の面でもかなり高い買い物になります。
その点、タイ国内では、ドラッグストアでなくても、スーパーやコンビニエンスストアでも容易に購入できるうえ、種類は多く、安価で買うことができます。
大きさや種類などによっても違いはありますが、安いものでは50バーツ程度からありますので、手軽なおみやげとしてもうってつけではないでしょうか。
タイへの旅行を計画されているかたは、ぜひ一度買ってきて試してみてください。
使えば使うほど、その快適さを実感することができることでしょう。

 

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カルディで買える! パッキーマオ(ผัดขี้เมา 激辛バジル焼きそば)がうまい!

コメの価格は高値が続いていますが、コメから作られたクイッティアオと呼ばれる麺は、安定した価格で売られています。
コメならではの、もちもちした食感と、つるっとした喉ごしが特徴で、タイをはじめ東南アジアでは定番の食材です。
以前書いたパッタイ(至福の時 ビールにパッタイ(ผัดไทย))も、クイッティアオから作られていて、タイ料理のなかでは定番の人気メニューのひとつです。
今日ご紹介するのは、パッキーマオ(ผัดขี้เมา 激辛バジル焼きそば)になります。
タイのアーハーンタームサン(อาหารตามสั่ง)と呼ばれる、客のオーダーに応じて炒め物などを提供する屋台では、パッタイと同様に、このパッキーマオもよく登場します。
バジルと香辛料の利いたこのスパイシーなパッキーマオは、タイの下町の屋台で汗を流しながら味わう定番メニューなのです。
パッキーマオ(ผัดขี้เมา)という、タイ語で「酔っぱらい炒め」というユニークな名前のこの焼きそば。
酔っぱらった料理人が余った食材で適当に作ったことからその名がついたとか、酔っぱらいでもシャキッとするほど辛いことからそう呼ばれるようになったとか、酒と一緒に食べるのによく合う刺激的な味わいからそう呼ばれるようになったとか…。
諸説あるところですが、その名前の本当の由来はよくわかっていません。

世界の食材や調味料を幅広く取り扱っていることでも有名な、カルディコーヒーファームで購入することができます。
カルディで購入したこのパッキーマオのセット内容は、センヤイと呼ばれる幅広のクイッティアオと、パッキーマオソース、それとチリパウダーになります(セットは2人前)。

クイッティアオは、その太さによって、センミー、センレック、センヤイの3種類に分けられますが、ここで使われるのはセンヤイになります。
焼きそばのように炒めて食べるときは、このセンヤイのような幅広の麺がよく合うのです。
パッキーマオソースはバジル、ナンプラー、ニンニクやコショウ、唐辛子などで作られており、結構な辛さがあります。
チリパウダーがついていますが、ソースだけでも結構辛いので、味を見ながら少しずつ加えていくのが賢明かもしれません。

付属のチリパウダー

具材はありあわせの野菜や肉、シーフードなどお好みのものでかまいません。
今回は小松菜とパプリカ、エビとイカを使いました。

今回使用した具材


白い粉のようなものは、トゥアボット(ถั่วบด)と呼ばれる砕いたピーナッツで、これを振りかけて食べるとより一層美味しくなりますので、あらかじめ用意しておきました。

作り方はいたって簡単です。
麺(センヤイ)は、ゆでる前に水に20分ほどつけておきます。
その間に、野菜や肉、シーフードなどの具材を切っておきましょう。
また、麺をゆでるお湯も用意しておきます。
麺がしんなりしてきたら、熱湯で2~3分ゆでてお湯を切っておきます。
フライパンを熱して、少量の油を引いて、肉やシーフードを炒めます。
火が通ったら次に野菜類を加えてさらに炒めます。
野菜類にも火が通ったら、湯切りした麺と付属のパッキーマオソースを投入してよくかき混ぜながら炒めます。
お好みに応じて付属のチリパウダーを振りかけて完成です。
トゥアボット(ถั่วบด)を振りかけて食べるとより一層美味しくなります。
「เผ็ด แต่อร่อย(辛い…でも旨い)」
スパイシーななかにもさわやかなバジルの香るタイらしさが味わえる一品です。
ぜひ一度お試しください。

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ワットパークナームパーシーチャルーンへの行き方 วิธีเดินทางไปวัดปากน้ำภาษีเจริญ

この光景。
目にしたことのあるかたは少なくはないでしょう。
これはバンコクにある有名な寺院の中にある天井画(天井壁画)です。
この深いグリーンの壁画。
息を呑むほどの美しさです。
この美しさゆえに、インスタ映えするパワースポットとして話題に上がることの多い寺院です。
バンコクを訪れたら、ぜひ一度自分の眼で見てみたいと思う人は多いはずです。
もちろん僕もそのひとりです。
今回は、この美しい壁画のある寺院、ワットパークナームパーシーチャルーンへのアクセス方法について、解説いたします。

この寺院がどこにあるのかというと、ここになります。
次の地図をご参照ください。

チャオプラヤー川の西に位置しており、バンコクの中心部からは少し距離があります。
もちろんタクシーなどを使えばすぐに行くことはできます。
しかしここでは、ツアーやタクシーなどを使うことなく、一人旅の旅行者でも電車を使って気軽に行ける、リーズナブルな行きかたを取りあげます。

ドンムアン空港方面からのアクセス
ドンムアン空港駅からSRTダークレッドラインに乗車して南方向に進みます。
終点のクルンテープ・アピワット中央駅(Krung Thep Aphiwat Central Terminal  สถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์)まで乗車します。
このクルンテープ・アピワット中央駅は、MRTブルーラインのバンスー駅(Bang Sue station สถานีบางซื่อ)と直結していますので、ここで乗り換えることになります。

MRTブルーラインの改札口に入ったら、南方向のタープラ駅(Tha Phra station  สถานีท่าพระ)方面の電車に乗車します。
タープラ駅に着いたら、ここで再び乗り換えます。
乗り換えは、同じMRTブルーラインになりますが、今度は西方向のラックソーン駅(Lak Song station สถานีหลักสอง)方向の電車に乗車します。
MRTブルーラインは東京の地下鉄大江戸線のような「6の字形」の路線になっているため、タオプーン方面からの列車はこの駅が終点になるので、郊外方向に向かうこと場合は、ここで乗り換えることになります。
乗り換えてラクソーン行(Lak Song station สถานีหลักสอง)の電車に乗車したら、次の駅であるバーンパイ駅(Bang Phai station สถานีบางไผ่)で降ります。
このバーンパイ駅がワットパークナームパーシーチャルーンの最寄り駅になります。

スワンナプーム空港方面からのアクセス
スワンナプーム空港駅から、エアポートレールリンク(ARL)に乗車することになりますが、終点のパヤータイ駅(Phaya Thai station  สถานีพญาไท)までは行きません。
途中のマッカサン駅(Makkasan station  สถานีมักกะสัน)で下車します。
エアポートレールリンクのマッカサン駅とMRTブルーラインのペッチャブリー駅(Phetchaburi station  สถานีเพชรบุรี)は隣接しているので、ここで乗り換えることになります。

MRTブルーラインのペッチャブリー駅からは、南方向のスクムウィット駅(Sukhumvit station สถานีสุขุมวิท)、シーロム駅(Si Lom station สถานีสีลม)、フアランポーン駅(Hua Lamphong station สถานีกรุงเทพ (หัวลำโพง))方面に向かう路線に乗車します。
乗車したら、そのまま西方向に進みます。
行き先がラクソーン行(Lak Song station สถานีหลักสอง)であれば、そのまま乗り続け、バーンパイ駅(Bang Phai station สถานีบางไผ่)で降ります。
このバーンパイ駅がワットパークナームパーシーチャルーンの最寄り駅になります。

バーンパイ駅からワットパークナームパーシーチャルーンへ
バーンパイ駅で下車したら、1番出口から出ます。
駅前には車両の通行量の多い幹線道路が走っていますが、ここからソイ(小路)に入ります。
ソイの入口はここになります。

ソイに沿ってほぼ道なりに10分少々歩くことになります。
この辺りは、駅前の幹線道路沿いと違って、静かな住宅街といった趣です。
時折バイクが通りますので、注意して歩いていきましょう。
運がよければ、地元の可愛らしい猫に出会うこともできます。
10分ほど歩くと細い運河があります。
この細い運河にかかる橋を超えると、お寺はすぐそこです。

拝観料はかかりません。
気をつけていただきたいのは、閉館時間です
18時には閉館しますので、午後はお早目に参拝するようにしてください。
なお、建物内部に入るときは、履物を脱いでから。
館内では僧侶の方々がお勤めをされています。
静粛を心がけてください。

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コメの価格高騰を背景に思うこと…元バックパッカーからコメについての2つの提言

日本国内のコメ価格の高騰が止まらない勢いです。
コメ価格の高騰については、昨年の6月にも話題として取り上げました(「いただきます」の意味とは…平成の米騒動から得た教訓「美しいココロ」)。
その時は「5kgで2000円にも迫る勢い」という新聞記事を引用させていただきましたが、いまとなってはさらに倍増しています。
近所のスーパーでは、5kg当たり4000円程度で販売されている有様です。
いままでにない水準の価格帯といっても過言ではありません。
ここに至っては、高い関税をかけられている外国産のコメとほとんど変わらない価格帯になっていると言えます。(コメの関税の高さに関しては、「身近になったアジアンテイストの背景に」のコラムで触れています)

高騰の原因としては、日照不足や猛暑といった天候不順、あるいは外食などの需要が大きく伸びたことなどによるものと言われていましたが、どうもそれだけでは説明がつかないようです。
一部の業者などによる買い占めや売り惜しみなどといった「圧力」が疑われています。
この高騰を回避するために、政府は凶作や大災害などの非常事態のために備蓄している政府備蓄米の一部を、市場に流通させる政策を始めています。
政府備蓄米の開放が、今後のコメの市場価格にどう影響するのかはまったくの未知数です。
「焼け石に水」で、コメ価格の高騰がさらに長期化する懸念を指摘する声もあります。
コメはいうまでもなく日本の主食であり、私たちの「食文化」を支えるもっとも重要な要素と言えます。
そのコメを安定して購入できるよう、政府には最善の措置を講じてほしいと願うばかりです。

さて今日は元バックパッカーの僕から、コメについての2つの私見を言わせていただきたいと思います。
様々な意見はあろうかと思いますが、アジアの旅と食を愛してやまない旅行者からの提言として、お聞きいただければと思います。

日本国内にいても他国の食文化が気軽に楽しめる環境になっていくべき
近年、日本では外国人観光客や定住する外国人の数が増え、それに伴ってさまざまな国の料理を提供する飲食店が増えてきています。
いまや東京などの大都市のみではなく、地方都市にあってもさまざまな外国料理を提供する飲食店が増えています。
また、海外旅行を経験した日本人が増えるにつれて、外国の料理を楽しむ人も多くなっています。
さらに、スーパーやディスカウントストアなどの小売店でも、世界各国の食材が手に入るようになり、日本にいながら本場の味を再現できる環境が整いつつあります。

こうした流れの中で、外国産のコメも売られるようになってきました。
タイやインド、アメリカなどを原産地とするコメが売られているのを目にするようになりました。
外国の料理を作るうえで必要なのは、外国の食材です。
例えば、タイ料理を作る際には、タイ産の調味料や食材を使うのが最も適しています。
そして、コメも例外ではありません。
タイ料理には、日本のコメよりも、粒が長くてパラパラとした食感のタイ産のコメが最も向いています。

いまの日本では国内の農家を守るために、外国産のコメの輸入を厳しく制限し、高い関税をかけています。
たしかに、日本国内で安定してコメを生産するためには、農家を保護し、あるいは育成していくは大切なことです。
そのため、外国産の農産物の輸入をある程度制限することは、必要な政策の一つでしょう。

しかし、今のように多様な食文化を楽しめる時代になっても、日本産のコメばかりが市場に流通しているのは合理的ではありません。
日本産のコメと外国産のコメは、見た目や味が大きく異なり、市場で必ずしも競合するわけではありません。
日本のコメは粘り気があり、寿司やおにぎりに向いていますが、タイ米のようなパラパラとした淡白な味わいのコメは炒飯やカレーに最適です。
そのため、用途に応じて選べる環境が整うことが望ましいのです。

日本国内で、より気軽に世界各国の食文化を楽しめるようにするために、現在の異常に高い関税を緩和し、外国産の農産物をもっと自由に購入できる環境を整えるべきです。
食の多様性を受け入れ、より豊かな食文化を築くことが、日本の未来にとって重要なことではないでしょうか。

日本の優れたコメの魅力を世界に発信していくべき
近年、日本を訪れる外国人観光客の多くが「日本食を楽しみたい」と考えています。
国土交通省観光庁の調査によれば、日本への渡航を希望する観光客に対して、訪日前に期待していたことを尋ねたところ、「日本食を食べること」が 83.2%と最も多かったという調査結果が出ています。

出典:国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向(図表 6-1 訪日前に最も期待していたこと(全国籍・地域、複数回答))」

 

日本食は、料理の見た目が美しく、季節ごとに異なる食材を使い、また素材の味を大切にする特徴があります。
そのため、「和食(日本人の伝統的な食文化)」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本食は世界的にも高い評価を受けています。

かつては、寿司や天ぷら、すき焼きといった高級な日本食ばかりが海外で注目されていました。
しかし、今ではおにぎりやお茶漬け、卵かけご飯といった、日本の素朴な家庭料理も外食として人気を集めるようになっています。
こうした料理の広がりの背景には、日本のおいしいコメの存在があります。
日本産のコメは、ほかのアジア産やアメリカ産のコメと比べて、粒が短く、アミロースの含有量が低い性質があることから、炊き上がりに粘り気のあるもちもちした食感が特徴です。
また、甘みや旨味が強く、炊飯後の粒のまとまりが良く、冷めてもおいしいことから、おにぎりや寿司に適しています。
一方、タイやベトナムのコメは細長く、アミロース含有量が多い性質があることから、パラパラとした食感が特徴で、炒飯やカレーによく合います。
こうした違いから、日本のコメは日本食に欠かせない存在となっています。

日本のTKG(卵かけご飯)はタイでも話題に


この優れた日本のコメを、もっと世界に広めるべきと考えます。
現在、日本のコメは一部の国に輸出されていますが、まだ多くの国にはあまり知られていません。
もし、日本のコメが広く輸出されれば、世界中で日本食の人気がさらに高まり、日本の農業も発展するでしょう。

これからの時代、日本のコメの魅力を発信し、世界中の人々に味わってもらうことが大切です。
そうすることで、日本の食文化の素晴らしさを伝え、日本の農業を支えることにもつながると考えます。

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食事はおいしく適量に

旅行に出かけたときは、基本的に食事はもっぱらローカルフード(現地食)です。
このことは以前にも書いたことではありますが、旅先では、可能な限り地元の食文化に親しみたいと考えています(冒険のススメ แบ็คแพ็คเกอร์  バックパッカーとして旅を続けるための要件とは)

それというのも、食はその地域の文化を最も反映したものだと言われているからにほかなりません。

久しぶりのタイ旅行です。
せっかくの機会です。
初めてのメニューはもちろん、なるべくいろいろな食にチャレンジしてみようと、あれこれ箸を延ばします。
普段はどちらかというと少食な僕ですが、このときとばかりは普段より食べてしまいます。


ナコンパトムのプラ・パトム・チェディ近くの夜市には、たくさんの屋台が出ていて、とても賑わっていました。
そのなかでも、買い求める人の行列ができているホイトートの屋台がありました。
がぜん興味を持った僕は、その行列に加わりました。
早速、看板メニューのホイトートを注文いたしました。が…。
出されたホイトートを見て感じたのは、「これは…デカい!」。

これがホイトート かなりの油っこさでした


以前バンコクで食べたのは、これほど大きくはありませんでした。
サービス精神旺盛なのはいいのですが、これはちょっと大き過ぎ。
ホイトートは油で揚げてあるので、かなり油っこいもので、普通はもやしなどの野菜が付け合わせとしてついています。
この店では、付け合わせの野菜がやや少なかったのです。
アブラギッシ感は否めず、最初の数口はよかったものの、だんだん苦しくなってきます。
注文して出された料理を残すことは嫌いなたちなので、最後まで箸を進めます。
額に汗が浮かんできます。

普段は少食であっさり系のものばかりを好んで食べるほうなので、これだけの揚げ物を食べるのは本当に久々のこと。
結局完食はしたものの、嫌な予感がしました。

翌朝、その予感は的中します。
胃の具合が良くありません。
いつもはこのような状態になることはありません。
胃がもたれる状態です。
これはよくありません。


ということで、頭を切り替えることにしました。
ここはタイ。
コンビニエンスストアでも胃薬が買えます。

これが「air-x」 胃もたれには効果抜群


早速早朝のコンビニに出かけ、胃薬を探します。
事前に調べて当たりをつけておいたので、お目当ての薬は、すぐに見つかりました。
「air-X」という薬でした。
胃のイラストがあるので、胃に効く薬であろうことは容易に想像できます。
10錠入りの1シートのものを、20バーツ(約90円)で買うことができました。

ネット情報で調べるとやはり胃痛や膨満感の症状に効く薬とのことです。
効用や服用法については、タイ語の表現のみではありますが、その意味するところは、調べればすぐにわかります。
บรรเทาอาการ~ ~の症状を緩和する
ท้องอืด おなかの張り ガスがたまった
ท้องเฟ้อ おなかが膨張する
จกเสียด (腹が)きりきりと痛む
服用については、大人は一回に1錠、日に4回服用との記載があります。

効用や服用法はタイ語での表記のみ


すぐに1錠飲むと、いくらかラクになりました。
その後しばらくしてから、もう1錠飲んだら、もっとラクになり、食欲が戻りました。
効き目は抜群でした。
急ではありましたが、胃薬を買うことができ、この薬のおかげで、難を逃れました。
コンビニエンスストアでも、医薬品を買うことができるタイのシステムに感謝です。
今日はピンチを切り抜けることができましたが、やはり反省しなければいけませんね。
「お酒はおいしく適量に」とはよく聞く話ですが、旅先では「食事はおいしく適量に」ということにも注意を払わないといけません。
地元の食文化に親しむことはいいことですが、食べ過ぎにはご用心を…

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絶品!ナコンパトム名物のエビ火山焼き【クンオッププーカオファイกุ้งอบภูเขาไฟ】

みなさん、明けましておめでとうございます。
今年最初の話題は、前回に引き続き、バンコクの隣り県であるナコンパトムからの話題になります。
ナコンパトムで知る人ぞ知る名物料理が、この「エビの火山焼き」です。

提供しているお店の名前は、「クンオッププーカオファイ(กุ้งอบภูเขาไฟ)」といいます。
料理の名前がそのまま店の名前になっているんですね。
タイ語を少し解説いたします。
กุ้ง = エビ
อบ = 蒸す、いぶす、あぶり焼きにする 
ภูเขา = 山
ไฟ = 火
「ภูเขาไฟ」で「火山」になります。

クンオッププーカオファイは地元でももちろん有名で、バイタクの運ちゃんに尋ねたところすぐに理解してくれました。
場所は街の中心部ではありますが、ナコンパトム駅からはやや距離がありますので、タクシーなどを利用するのがオススメです。

もちろんバンコクから直接タクシーで行くこともできます。
バンコク中心部からは、渋滞がなければ、およそ1時間ほどかかります。
お店は幹線道路沿いにあります。
店の前にある看板には火を吹く火山の絵が描かれていて、これならタイ文字が読めない人でも、すぐにわかるでしょう。

火山の絵が描かれている看板


エビの価格は変動するのでしょうか。
店内に入ってすぐのところに、その日のエビの価格を示すボードがありました。
その日は1キロあたり800バーツ(ラージサイズ)と550バーツ(スモールサイズ)とのことでした。

席に案内されると、名物のエビの火焼きをオーダーします。
注文はハーフ(500グラム)からできるとのことでしたから、僕はハーフで頼みました。
さすがに「キロ単位」は食べきれませんから。

人気店で、お昼時の時間帯でしたので、店内はかなり賑わっていて、ほぼ満席でした。
僕が座ったのは空調のない席でしたが、ところどこに冷風扇が置かれているので、暑さは気になりません。


この店はシーフード専門店なので、エビ以外のシーフードも充実しています。
メニューを見ていると、トムヤムクンやカニチャーハン、貝の蒸し焼きなど、注文したい料理がいくつも出てきます。
少食な部類に入る僕としては、いくつも注文するのは無理。
名物の火山焼きのほかは、シーフードサラダをひとつ頼みました。

火山とはエビを蒸し焼きにするためのフタのこと


ほどなくして、名物の火山焼きが運ばれてきます。
火山に見立てているのは、エビを蒸し焼きにするためのフタでした。
店員さんがその「火山」にアルコールのような液体を振りかけて、火をつけます。
「おおー!」
火山から炎が上がります。
もちろん火山焼きにする前に、ある程度調理されているので、長時間炎にさらすわけではありません。
どちらかと言えば、最後の仕上げのパフォーマンスという感じなのでしょう。
火山のフタを取ったら、香ばしい匂いを放つ大ぶりのエビが現れました。
早速手に取ります。
「熱っ!」
早すぎました。
でも冷めたら味が落ちそうなので、熱いのをガマンして手早く殻を剥いていきます。

香ばしい匂いを放つ大ぶりのエビ


そして実食。
「旨い!」
弾力のあるプリッとした食感がたまらない!
加熱しているので、身は縮んでいると思われますが、それでもかなり太いです。
ということは、相当に大きなエビを使っているということになります。
これほどまでの大ぶりのエビを食べたことはありません。
酸味と辛味の混ざったつけダレとの相性も良く、抜群の美味しさです。
大げさな言い方になりますが、これまで持っていたエビに対する概念を変えてしまうほどの美味しさと言っていいと思います。

シーフードサラダはイカ、牡蠣、エビの3種盛り


サイドメニューとして注文したシーフードサラダも、とても美味しいものでした。
イカや牡蠣、エビといったシーフードと香りのいい新鮮な野菜、香辛料の効いたドレッシングの味は格別でした。
シーフードは一般的に割高感が出るものですが、この店については当てはまりません。
周囲を見ても、ひと皿の盛りは多いほうで、メニューを見ても単価はさほど高くありません。
ビールも、チャーンの大瓶が70バーツでしたので、比較的良心的でした。

氷入りのビアチャーン これがないと始まらない


郊外にあることから、少々行きにくいお店ではありますが、来て本当に良かったと実感しました。

クンオッププーカオファイ。
みなさんも、ナコンパトムに来ましたら、ぜひ一度この至福のときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

885 Phet Kasem Rd, Sanam Chan Sub-district, Mueang Nakhon Pathom District, Nakhon Pathom 73000 タイ


なお、このお店 クンオッププーカオファイは、動画の中でも取り上げています。
次の動画もチェックしてください!


3日間でここまで食べた!バンコク首都圏【ゆっくり解説版】
https://www.youtube.com/watch?v=D2SdYTMAr2U

 

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ナコンパトムนครปฐม タイの最初の都市ナコンパトムで味わう歴史、食、そしてローカルな温かさ

 

バンコクから西に1時間ちょっと列車に揺られて、隣の県に行ってきました。
ナコンパトム県です。
ナコンパトムはタイ語ではนครปฐมと書きます。
นครとは「街」とか「都市」という意味です。
ปฐมは「最初の」とか「第一の」というような意味になります。
つまり、ナコンパトムとは直訳的に言えば、「最初の都市」というような意味になります。
その「最初」とは、仏教のことを意味します。
このナコンパトムは、インドシナ半島に最初に仏教が伝わったと言われている街なのです。

駅を出るとすぐ前に仏塔が見えます

 

ナコンパトムの駅を降りると、まず正面に巨大な仏塔が目に入ってきます。
この寺院は、プラ・パトム・チェーディー(องค์พระปฐมเจดีย์)という名前の仏教寺院です。
世界一高い仏塔があることで有名で、その高さは120.45メートルといわれ、釣り鐘状の仏塔は遠くからでもよく見えます。
寺院の敷地に足を踏み入れ、階段を上ると、花、線香、ろうそくなどが売られていて、参拝者が多く訪れる様子が見られます。
この仏塔はおおよそ4世紀ごろおそらくモン族によって建てられたと言われています。
その後11世紀、この地を支配したクメール人によって改修が行われ、ラーマ4世の時代の改修を経て、現在の形となったとされています。
現在、国内で最も重要な寺院の一つとして王室の保護を受けており、いまも仏教の聖地として、たくさんの参拝客が訪れています。
その神聖な雰囲気は訪れる人々に深い感動を与えています。

プラ・パトム・チェーディー(องค์พระปฐมเจดีย์)

 

夜になると、このプラパトムチェーディーの西側に、飲食店屋台を中心としたたくさんの屋台が並びます。
オンプラパトム市場(ตลาดองค์พระปฐมเจดีย์)です。
数多くの屋台が何十メートルにも渡って立ち並んでいます。
全部で50軒ほどあろうかとは思います。
アーハーンタームサン(อาหารตามสั่ง)と呼ばれる注文に応じて作ってもらえる屋台では、中華なべで野菜を炒める勢いのいい音が聞こえてきます。
定番のパッタイ(ผัดไทยタイ風焼きそば)やトートマンクン(ทอดมันกุ้ง)というエビのすり身揚げ、また牡蠣や貝を卵や小麦粉や米粉などを溶いたものと混ぜて揚げたホイトート(หอยทอด)など、リーズナブルで美味しそうな料理が提供されています。
何を選べばいいのか悩むほどたくさんの屋台が並んでいます。
人気店がどれなのか、まったくわかりませんが、長い行列ができている屋台ならハズレはありません。
テイクアウトしている人が多いようでしたが、座席もありますので、その場で食べることもできます。
ほかにもフルーツジュースやスムージー、アイスクリーム、タイの伝統的なお菓子など、甘い香りに誘われるお店も数多く並び、どこを歩いても新しい味に出会える楽しみがあります。
さらに、ライトアップされたプラ・パトム・チェーディーを眺めながら散策するのも、この市場ならではの魅力です。

たくさんの買い物客でにぎわうオンプラパトム市場(ตลาดองค์พระปฐมเจดีย์)

 

ナコンパトムは地方都市でありながら、ナイトマーケットは毎晩営業しており、地元の人々や観光客で賑わっています。
バンコクから車や列車で1時間ほどの西に進んだだけのさほど離れていない街でありながら、都会的なバンコクとはまた違ったローカルな雰囲気を味わうことができます。
日帰り旅行として訪れることも可能ですが、ぜひこの街に宿泊して、ゆっくりと夜市を巡りながらその魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

ナコンパトム駅

 

タイへの旅行もバンコクのような近代的で洗練された都市を楽しむのも良いですが、少し足を延ばすだけで、歴史と文化が息づくノスタルジックな街並みに出会えます。
このナコンパトムは、仏教のルーツをたどりながら、タイのローカルな魅力に触れる絶好の場所です。
ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと忘れられない旅の思い出になることでしょう!

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エアアジアの福岡発バンコク行 エアアジアFD237利用者必見!早朝便を最大限活用するための手続きガイド

エアアジアの福岡発バンコク行きの出発時刻は、8時15分という早さです。
福岡空港国際線の1番機になります。
チェックインにいたっては、早朝の5時45分開始という早さです。
しかしこのエアアジアFD237を利用すれば、現地時間の正午より前にバンコク(ドンムアン空港)に到着することができます。
現地での滞在時間を少しでも長く取りたい人には、おすすめのフライトになります。
このエアアジアFD237に早朝スムーズにチェックインするためには、前泊の場所や空港までのアクセス手段などが、重要なポイントになっています。
今回は迷うことなくスムーズに搭乗手続きができましたので、このときの前泊のホテルと空港までのアクセス、またチェックイン、出国までの手続きについてご紹介いたします。
初めて福岡空港からエアアジアを利用されるかたには、ぜひ参考にしていただければと思います。

前泊の場所は地下鉄駅そば、できれば博多駅の東側、東比恵駅近辺がおすすめです。
空港まで移動手段として、空港近くに宿を取って、タクシーで移動することも考えましたが、早朝の時間帯はどこのタクシー会社も予約を受けつけてもらえません。
実際にいくつかのタクシー会社に電話してみましたが、全て断られました。
配車アプリを利用することも考えましたが、昨今のドライバー不足の影響で、そもそもの供給量が限定的なので、簡単に捕まるとも思えません。
タクシーよりも確実なのが地下鉄です。
今回前泊のホテルとして利用したのは、アパホテル博多東比恵になります。
東比恵駅と言えば博多駅と福岡空港の間にある駅で、このアパホテル博多東比恵は地下鉄東比恵駅の4番出口を出て、すぐ隣にあり、立地条件としては申し分ないロケーションです。
東比恵駅から空港行きの始発電車は5時52分発になります。
朝5時に起きてシャワーを浴びても、始発列車には余裕で間に合います。
ホテルの前の横断歩道を渡れば、コンビニ(セブンイレブン)がありますので、ちょっとした買い物にも不便はありません。
福岡空港駅までの所要時間はおよそ3分です。


この福岡空港駅は、国内線ターミナル側にありますので、ここから国際線ターミナルまでは、空港内の連絡バスを利用することになります。
この連絡バスの始発が6時ちょうどになります。
福岡空港駅の改札を出ると、国際線行の連絡バスのりばを示す黄色い案内看板がありますので、それに従って、早足で歩けば、6時ちょうどの始発バスに間に合います。
国際線のチェックインカウンターは3階にあります。
事前にWEBチェックインをしていたのに、ここでも手続きがいるのは、困ったものですが、現行のルールでそうなっているので仕方がありません。
ちなみにエアアジアのチェックインカウンターは、エスカレーターを降りて左側のEカウンターになります。
僕はショルダーバッグひとつしか荷物はありませんでしたが、受託手荷物がある人は、ここで預けることになります。
チェックインが済んで、紙の搭乗券を受け取った時刻は、6時20分でした。
手続きは思いのほかスムーズにいきました。
保安検査は6時45分から始まります。
その前に少し時間がありますので、朝食を調達しておきます。
エアアジアはLCC(ローコストキャリア)なので、自分で事前に注文しない限り、機内食はありません。
自分で弁当などを調達したい人は、このタイミングで買っておくのがいいと思います。
コンビニは1階にセブンイレブンがあります。
3階からの移動はエレベーターが速くて快適です。


買い物が済んだら3階に戻って、保安検査場の列に並んでください。
福岡空港の保安検査場は、とても混み合いますので、早めに並んでおくのが賢明かと思います。
保安検査が済んだら、出国手続きになります。
福岡空港の出国手続きは無人の改札になっており、パスポートの写真のあるページを開いて、改札口のガラスの読み込み面にかざすだけで、ゲートが開く仕組みになっていて、長い行列に並ばなくて済むのが快適です。
出国手続きが済んだら搭乗ゲートに進みます。
ここにも、コンビニ(セブンイレブン)がありますので、飲料水などを買うことはできます。
ご注意いただきたいのは、ペットボトルなどに入った飲料を持って保安検査を通過することはできないことです。
飲料水の購入は出国手続きが済んだ後にしてください。
出国手続きが済みましたので、ここでちょっと小休止。
朝食を済ませます。


ここまで滞りなく全ての手続きが済ませ、朝食後のコーヒーを飲み終わったときに、搭乗開始のアナウンスが聞こえてきました。
なんともジャストなタイミング!
さあ出発です。
みなさん良き旅を!

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SRTダークレッドライン รถไฟฟ้าชานเมือง สายสีแดงเข้ม タイ国鉄の最新路線でバンコク旅行がもっと快適に!

久々のタイ渡航です。
コロナ禍以来、全く出国していなかったので、今回の出国は、まさに感無量でした。
時間は長くはありませんでしたが、久しぶりのバンコクです。
そこでぜひ乗ってみたかったのが、タイ国鉄で2021年11月に開通したSRTダークレッドラインです。
以前の「ドンムアンからバンコク市内へ(鉄道編)」で書きましたが、ドンムアン空港からバンコク中央駅(フアランポーン駅)までは、地上を走る(高架でない)鉄道もあります。
タイ国鉄の路線は、ほとんどが非電化の単線です。
運賃は安価ですが、遅延も多く、普通列車にはエアコンはありません。
正直に言って、観光客にはあまり人気がありません。
高速バスや航空機のほうがずっと人気があります。
また、高架化されていないため踏切が多く、都市部ではさらなる渋滞を引き起こす要因にもなっているところです。
そのタイ国鉄が、新たな路線の建設を始めたのが2010年のことになります。
新線は電化と複線化と高架化、加えて全車空調付きの近代的な路線になります。
その新線の筆頭が、このダークレッドラインになります。
路線はバンコクの新しい玄関口として旧バンスー駅に建設されたクルンテープ・アピワット中央駅(สถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์)から、パトムターニー県のランシット駅(สถานีรถไฟรังสิต)までの全長22.6キロで、駅は全部で10駅あります。
車軌は現行の国鉄と同じ1000ミリ(メーターゲージ)で、旧線との互換性を持たせています。
車両は全て日本の日立製作所製で、一編成が6両となっています。


ドンムアン駅で待ちます。
やってまいりました。
まったく快適です。
揺れや騒音なども少なく、日本国内にいるときと変わりありません。
程よく効いた空調が非常に心地いいところです。
シートは日本の列車のようなファブリックではなく、強化プラスチックでシート下にヒーターがない構造になっています。
こういうところはさすがに南国仕様といったところです。

運賃については当初は乗車距離に応じて12〜42バーツとしていましたが、現在は一律20バーツとなっています。
なおSRTレッドラインでは、一部の改札口でクレジットカードのタッチ決済で乗車できます。
使えるクレジットカードは、Mastercard、Visa、JCBになります。
混んだ駅でも、乗車券を買い求める長い列に並ばなくて済むのは、大きなメリットです。

また、クルンテープ・アピワット中央駅では、MRTブルーラインのバンスー駅(สถานีรถไฟบางซื่อ)への乗り換えができますので、市内各地へのアクセスも抜群です。


このSRTダークレッドラインは、さらに延線の計画があります。
現在ランシット駅(สถานีรถไฟรังสิต)から北に、タマサート大学ランシットキャンパスまで、また、クルンテープ・アピワット中央駅(สถานีกลางกรุงเทพอภิวัฒน์)からフアランポーン駅(สถานีรถไฟกรุงเทพ)までも建設に着手したとのこと。
さらに南のサムットサーコーン県(จังหวัดสมุทรสาคร)にあるメークローン線の駅であるマハーチャイ駅(สถานีรถไฟมหาชัย)までの延長が計画されているということです。
完全に完成すると、この路線はバンコクを南北に貫く87キロほどの長さになり、首都を縦貫する大動脈になることが期待されています。
今後の延線とさらなる進化に期待しています。

ドンムアン空港駅


ドンムアン空港を利用して入出国を予定している旅行者のかたは、ぜひ一度このSRTダークレッドラインをご利用してみてください。
渋滞のない快適な移動を体験してみてください。

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国境を歩いて越える 歩みを進めるごとに異なる文化と景色が迎えてくれる

日本は言うまでもなく島国です。
日本を出国して外国へ行く、つまり国境を越えるということは、空路または海路のいずれかの選択肢しかありません。
現在では、外国へ出発する場面といえば、空港のイメージを持つひとが大半なのではないでしょうか。

僕のこれまでの経験でも、越境のほとんどが空路によるものです。
海路での経験は、下関から韓国のプサンまでと、神戸から中国のシャンハイまで、それとホンコンとマカオの往復しかありません。
一方で陸路での越境の経験も、いくつかあります。
日本人にとってはイメージしづらいのですが、隣国と陸続きになっている国は多いのです。
国境線というフェンスのようなものがあって、その一部に扉があり、ここを通過することで、隣国に移動するイメージです。
これまでにこうした陸路での越境の経験は、学生時代の旅行にはなりますが、パキスタンからイラン、イランからトルコ、トルコからギリシャ、インドとネパールの往復と5回あります。
長期の旅行でないと、このような経験はできないのかもしれませんが、ひとたび国外に出てしまうと、長旅であれば陸路での越境は意外と一般的なのです。

クエッタ駅(パキスタン)


初めて陸路での越境をしたのはパキスタンのタフターンという街からイランのザーヘダーンという街への越境でした。
パキスタンのクエッタという街からイランとの国境に近いタフターンまでは、当時は週に2便だけ夜行列車が運行されていました。
同じコースにはバスも運行されていて、こちらは毎日の運行ということでしたが、道路の状況が非常に悪く、車内が酷く揺れる危険なバスという噂を聞いていました。
だからこの区間は、安全な列車での移動を選んだのでした。
とはいえ砂漠の中を走る列車も、およそ快適とは言い難いものでした。
木製の座席は硬く、一部の窓ガラスは割れていて、車内には細かい砂が入り込んで来ます。
特に深夜は冷え込みが厳しく、冬服を持っていなかったため、寒さをこらえて座り続けたものでした。
その列車には、僕のほかにも二人の日本人が乗っていたことを、終着駅に着いてから知りました。
二人ともベテランの旅人といった風情でした。
僕にとっては初めての陸路での越境でしたから、どういうやり方で出国と入国の手続きをするのかわかりませんでした。
しかし、彼らベテラン二人のあとをついていく格好で、あっけなく終わったのを覚えています。
最初にパキスタン側のイミグレーション窓口で出国のスタンプを押してもらい、次の建物、つまりイラン側のイミグレーション窓口で入国のスタンプをもらうわけです。
そのあとは、カスタム(税関)の職員から手荷物の検査を受けることになります。
このときは越境する人の数は少なく、特にトラブルはなく、手続きは終わりました。
それから、越境した旅行者同士が集まり、車に乗り合わせて、イラン側の最初の街であるザーヘダーンに向かいました。

イサク パシャ宮殿(トルコ)


その後、イラン国内をバスで西に移動して、トルコを目指すことになります。
イランからトルコへの越境は、かなりキツかった記憶があります。 
この日は、どういうわけかトルコへ越境するイラン人が大挙して押しかけていました。
イラン人には並ぶという習慣がないのでしょうか。
誰もが我先にと進もうとして、入国審査の窓口は異常なまでに殺伐としていました。
結局2時間近くイラン人の男たちのなかで格闘することになり、ようやく入国審査を通過したときには、すっかり気力と体力をすり減らして、へたり込んでしまったのを思い出します。

イスタンブールのモスク(トルコ)


ネパールからインドに戻るときの越境もキツかったのを覚えています。
このことは以前「蚊よけの対策 ยากันยุง」で書いたところですが、スノウリという国境の街にあった木賃宿は、お世辞にも清潔とは言い難い宿でした。
安宿の近くには湿地か沼地があったのでしょうか、部屋のなかには蚊がたくさん飛び交っています。
顔面を刺されたうえに、蚊の羽音が耳について、ほとんど眠れなかったものでした。

出国のときに感じるのは、それまで過ごした国を離れる安堵感と軽い疲労感であり、入国のときは、次の国に対する期待と不安が入り混じる感覚なのです。
陸路での越境は、それら二つの感覚が同時にやってくるのです。
決してラクではなかったのですが、いまとなっては、笑い話であり、貴重な経験でもあります。

コルカタの駅前(インド)


タイも周辺国とは陸続きであり、東はカンボジア、北はラオス、西はミャンマー、南はマレーシアとそれぞれ国境を接しています。 
かつては国家体制の違いから、多くの国境が長期間封鎖されていた歴史もありますが、いまは開かれています。
今年7月には、バンコクからラオスの首都ビエンチャンまでの国際列車が運行を開始したという明るいニュースがありました。
かつては国境紛争のあったカンボジアのポイペトとアランヤプラテートとの間は、旅行者に解放され、いまは多くの観光客が行き来するようになっています。
直通列車こそないものの、バンコクからパダン・ブサールまで行き、そこでマレー鉄道に乗り換えれば、クアラルンプールまで行くことができます。
コロナ禍で長く封鎖されていたチェンライ県のメーサイとミャンマーのタチレクとを繋ぐ国境もいまは再開されています。
そのいずれもが、興味をそそるルートと言えるでしょう。
いまは時間が取れずに長期の旅行はできませんが、いつの日か、かつての学生時代のように長い旅ができるようになったら、これらの国境を陸路で越えてみたいと思っているところです。

 

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