新型ウイルスの流行はいつまで続くのか?
旅行に出られる日がいつになったら戻ってくるのか?
一昨日からは国際郵便の発送も大幅に制限されるようになり、人の流れはもちろん、物流についても、制約されてしまいました。
非常に残念でなりません。
不幸にもウイルスに罹患されてしまった方々はもとより、今回の移動制限や都市封鎖によって経済的に困難な状態に陥ってしまった方々に対しましても、心からお見舞い申し上げます。
一日も早い回復を祈るばかりです。
今回は旅行に出たときに撮影した写真の中から、タイの列車や駅で見かけた看板や、表示板について少しだけ解説してみたいと思います。
この写真は、フワランポーン駅 (สถานีรถไฟกรุงเทพ・バンコク中央駅)の構内で撮影したものです。
รถไฟส่งความสุข เดินทางกลับบ้านปลอดภัย
分解してみますと以下のようになります。
รถไฟ =列車
ส่ง~ =~を送る
ความสุข =幸福
เดินทาง =旅行
※(เดิน=歩く ทาง=道)
กลับ~ =~に帰る
บ้าน =家
ปลอดภัย =安全に
※(ปลอด~=~のない ภัย=災い)
という意味になります。
まとめますと
「鉄道は、皆さまの安全で快適なご旅行を提供いたします」
といった感じに表現できるのかと思います。
次の表示は、列車内で見つけたものです。
いまのタイでは、こんなことをする人はまず見かけませんが、以前はあったのかもしれません。
คำเตือน อันตราย! ห้ามใช้บริเวณบันไดทางขึ้น-ลง หรือหลังคาเป็นที่โดยสาร
คำ =ことば、語句
เตือน =警告する
อันตราย =危ない、危険な
ห้าม~ =~することを禁止する
ใช้~ =~を使う
บริเวณ~ =~の周辺
บันได =階段、はしご
ทาง =道、経路、手段
ขึ้น =上がる、のぼる
ลง =降りる、下る
หรือ =あるいは、または
หลังคา =屋根
เป็นที่~ =~として、~の立場で
โดยสาร =乗客
という意味になります。
まとめますと
「警告! 乗客の屋根または昇降用はしごの使用を禁ずる」
といった感じになるのかと思います。
インドやバングラデシュでは、列車内に乗りきれなかった乗客が、客車の屋根に座っているのがいまでも時折見られるようですが、非常に危険です。
賢明な旅行者は、決して真似をしてはいけません。
次に紹介するのは、ドンムアン駅のホームから撮影したものです。
ドンムアン駅は、上り線ホームをと下り線ホームの間は、列車が接近している時を除いて、互いに歩いて行き来できるようになっています。
プラットホームの高さがあまり高くないので、このようなことができるのでしょう。
STOP ระวังรถไฟ
ระวัง~ =~に気をつける
รถไฟ =列車 鉄道
なので
「STOP 列車に注意」という意味になります
ここまでは良いとして、その下がちょっと理解しにくい内容です。
ห้ามขับขี่รถจักรยานยนต์ บนชานชลา
ห้าม~ =~することを禁止する
ขับ =(クルマなどを)運転する
ขี่ =(またがって)乗る
รถจักรยานยนต์ =オートバイ、バイク
บน~ =~の上
ชานชลา =プラットホーム
まとめますと
「ホーム上でバイクの運転を禁止する」という意味になります。
なるほど。
暑いタイのことです。
陽射しの照り付ける長いプラットホームの上を歩くのは、大変です。
しかし、だからと言ってバイクを使う発想はなかなか思いつきません。
下の写真はプラットホームにある売店の前で撮影したのです。
なぜ、「彼」がそこで寝ているのか?
知る由もありません。
何気に置いてある体重計も、なかなかシュールな感じです。
いまでもこんなほのぼのとした雰囲気が残っているところが面白くもあります。