以前、プーケットの下町に滞在したときに、観光客がほとんど来ないような地域に泊まっていました。
そのときの宿の近所には、地元の庶民が集まる食堂がたくさんありました。
お品書きはすべてタイ語で書かれていました。
こういうところでは、断片的で乏しいタイ語の知識を寄せ集めて、そのメニューを想像したものでした。
食材の名前や、「焼く」「煮る」「揚げる」といった調理法などの単語から連想して、どういうものが運ばれてくるのか? 激辛料理なのか? いろいろと想像していました。
ちょっとしたスリルもあって、わからないなりにも、それはそれで楽しんだものでした。
しかし、まったくタイ文字に触れたことのない人なら、このような食堂に足を踏み入れるのに、かなり勇気がいるのでは…と思ったものでした。(お品書きが読めない)
しかし現代のAI技術は飛躍的に進歩しています。
スマートフォンのカメラがあらゆる文字を認識して、蓄積された情報をベースに、適切な翻訳をしてくれます。
そうです。グーグルレンズです。
まったくタイ文字が読めない人でも、壁に掛けられたホワイトボードに手書きで書かれたお品書きも、このグーグルレンズを介して見れば、おおよその意味はわかります。
もちろんすべてが的確な翻訳にはなりませんが、おおよそのニュアンスは理解できるのではないかと思います。
ではここで、かつてタイの街で見かけて撮影してきたタイ文字の看板を、グーグルレンズに写してみます。
まだグーグルレンズを使ったことのない人でも、これを見ればAI技術のスゴさが理解できるものと思います。
あのプーケットの下町の食堂に掲げられていた「お品書き」は、次のような翻訳がつきました。
他にも、街にある何気ない看板でも、おおよその翻訳がついてくるのです。(以下の看板はバンコクのイサラパープ付近の下町の食堂です)




さらに実際にお店に置かれているメニューについても見てみましょう。
これもイサラパープにある食堂で撮影したものです。


ところどころ読み取られていない部分があったり、不自然な翻訳になっているところもあったりと完璧とは言えませんが、おおよその解釈ができるのはスゴいです。
グーグルレンズは翻訳の機能だけではなく、その画像から検索をかけることができます。
例えば有名な観光地や建築物などを写せば、それがどこの観光地なのかとか、何という名前の寺院なのかなどを調べることができます。
次の画像はバンコクのチャトチャック公園で撮影したものです。
この看板の画像からチャトチャック公園をグーグル検索することができます。


これに限らず、見かけた商品を手に取って、グーグルレンズに写してみましょう。
検索をかければ、どのメーカーのどんな商品であるのか、即座に調べることができるのです。
また翻訳をするということは、その文字を的確に捉え、テキストデータに置き換えていることを意味します。
例えば、この次の写真は、かつてこのブログでも使いましたが、僕の書いた手書きの下手なタイ文字です。
しかし、グーグルレンズはそれを文字として認識しています。
だからこそ、翻訳が可能になっているのです。
(下手な字でも一応読んでくれていたことに一安心です)
もちろん、画像からテキストデータをコピーすることも可能です。
これは、使い方に注意が必要ですが、書籍などの活字をグーグルレンズで撮影して、そのテキストデータをコピーして、ワードなどに簡単に貼り付けることが可能です。
いままでは、本を見ながら書き写していたような作業も、このレンズを使えば、簡単にそして正確に書き写すことができるのです。
とても便利なグーグルレンズ。
旅行のときはもちろん、普段の仕事や勉強にも大いに役立つアイテムです。
お試しください。

