クラビタウンの日常に溶け込む、安心のおいしさ
「コースアン(ร้านอาหารโกส้วง)」
クラビタウンの中心にあるプーダム市場。
そのすぐ近く、歩いて2分ほどの場所に、地元の人々に長く愛されている食堂「コースアン」があります。
黄色い看板が目印の、どこか懐かしさを感じるたたずまいのお店です。
観光客向けというより、地元の暮らしの中に自然に溶け込んだようなお店で、朝7時から午後3時までの営業です。
僕が訪れたのはお昼の正午ころでしたが、すでに店内はほぼ満席で、家族連れや友人同士のグループが楽しそうに食事をしていました。
まるで地元の生活の一部をそっと覗かせてもらっているような温かさがあります。
店員さんは気さくで、初めて訪れた僕にもにこやかに声をかけてくれ、すぐにテーブルへ案内してくれます。
こうした温かい雰囲気は、旅先での食事をより心地よいものにしてくれます。
“定番のタイ料理”が、こんなに嬉しい
コースアンの魅力は、なんといってもタイ料理の定番がしっかり揃っていること。
カオマンガイ(ข้าวมันไก่・鶏のダシで炊いたご飯の上に茹で鶏肉を乗せ食べるタイの国民的屋台料理)、クイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว・米粉麺)、カオムーデーン(ข้าวหมูแดง・焼き豚のせご飯)など、日本人にも馴染みのあるメニューがずらりと並びます。
この日は、まずカオマンガイとクイッティアオ・ナーム(ก๋วยเตี๋ยวน้ำ・汁あり米粉麺)を注文。
テーブルにはタイの食堂でおなじみの調味料セットが置かれていましたが、驚いたのは「何も足さなくても十分においしい」ということ。
鶏の旨みがしっかり感じられるカオマンガイは、しっとりとした肉質で、噛むほどに優しい甘みが広がります。
クイッティアオのスープは澄んだ味わいで、朝でも昼でもすっと身体に入ってくるような軽やかさ。
麺の喉ごしもよく、気づけばスープまで飲み干してしまいそうでした。
店頭には鶏肉やアヒル肉が吊るされていて、見た瞬間に「ここは鶏料理が間違いない」と確信しました。
実際、その期待を裏切らない味わいでした。
翌日も自然と足が向くおいしさ
あまりに心地よい食堂だったので、翌日も再訪。
今度はクイッティアオ・ヘーン(ก๋วยเตี๋ยวแห้ง・汁なし米粉麺)を注文しました。
付け合わせのライムを絞り、粉唐辛子を少し加えます。
混ぜるほどに香りが立ち、具材と麺がよく絡み、食べ進める手が止まりません。
こちらも上々のおいしさで、どのメニューを選んでもハズレがないという口コミの多さにも納得です。
毎日でも通いたくなる“日常のごはん”
ここコースアンは、派手さはないけれど、旅の途中でふと恋しくなる“ほっとする味”に出会える場所です。
50バーツからという良心的な価格も魅力で、地元の人々が毎日のように通う理由がよくわかります。
観光の合間に、クラビの暮らしに少し触れてみたいとき。
気取らない、でも丁寧に作られたタイ料理を味わいたいとき。
そんなときにぴったりのお店です。
この店は僕にとって、クラビでの定番にしたい一軒になりました。
行列ができるのも納得の安定したおいしさと、温かい接客。
次に訪れるときは、また違うメニューを試してみたくなります。
きっとどれを選んでも、変わらぬ安心感で迎えてくれるはずです。
★基本情報
コースアン(ร้านอาหารโกส้วง)
所在地 92/27 Vicar Rd, Pak Nam, Mueang Krabi District, Krabi
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